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或る春の休暇

・文法、言葉使い、表記が滅茶苦茶です。

・意味はありません。

・中二病臭が溢れ出ています。

朝、いつもの通りに目を開けて、ゆっくり体を起こす。

今日は、どういう訳か、いつもよりも体が軽い。

ベッドから出るのも億劫なので、そのまま上半身だけを起こした格好で、暫くの間ぼんやりしてゐた。


窓辺のカアテンが、柔らかい風に煽られ、ひらりとめくれる。

それと一緒に、暖かな、良い匂いがした。

耳を澄ますと、何処からか、小鳥の囀りと、草木が風で擦れる音もした。

春だ。

また、カアテンが、静かにはためいた。


何時までもこうしてゐると、いい加減、暇になってきたので、腕と腰に少し力を入れて、ベッドから抜け出した。

そのまま、少しよたよたした足取りで、居間へ向かう。

珈琲を一杯入れ、それを片手で持って、窓辺に立ち、ぼうっと外の景色を見つめてゐた。

今日は晴天だ。

その太陽の光を受け、きらきらと輝いてゐるのは、川。

この家のすぐ近くに、小さな川が在る。

その水面を、指先で、そうっと触れるのが、好きだつた。

さうすると、音も無く、波紋が広がつて、それと同時に、指先が、ほんの少し冷たくなる。

この家に住み始めたばかりの頃は、能くあの川のそばまで行って、さうして遊んだものだ。

さうしたら、少しだけ、都会ですつかり冷え切ってしまった心が、少しだけ温まるような気がしたから。


さういえば、最近、その遊びをしていない。

ずうっと仕事仕事の連続で、家なんてまるで眠る為だけに帰つて来るようなものだつた。

少し――驚く。

それほどまでに、仕事に必死だつたのだらうか。

それほどまでに、余裕を失つてゐたのだらうか。


そこで、さっき感じた体の軽さに、合点がいつた。

昨日、久しぶりに、少し長めの有給休暇を取つたからだ。

今考えてみると、不思議だつた。

会社で、まだやるべきことはそれなりにあつた。

休めない事は無いのだ。

だけど。

どうして――休みなんて、取つたのだらう。

そこまで考えて、溜息を一つ吐く。

そんな事、考えたとしても、疲れるだけだ。


多分、もうそろそろ昼時だが、焦ることは無い。

何と言つても、休暇はまだたっぷり在るのだから。

今日は、久し振りに、彼の川に遊びに行こうか。

おむすびも持つて行こう。うん、それが良い。

心臓がときんと揺れた。

久し振りに、気分が高揚してゐる。

思わず、笑みが零れた。


支度をする為、窓にくるりと背を向ける。

その時、また、風が部屋に吹き込んできた。

その風は、何処か懐かしい、緑の匂いがした。


春だ。



えと、何て言えばいのかしら…

「い」が「ゐ」になったり、「レインコート」が「レンコート」になったりする、宮沢賢治やら太宰治やら辺りに用いられてそうな言葉で何か書きたかったんですけど、知識が無さ過ぎた所為で、ご覧の有様に…

これ、絶対黒歴史化されますね…

誰か、そこら辺の言葉使いやらなんやらに詳しい方、私に教えて下さい…(泣)

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