豪華
AIとの共同執筆です。
「ひれ伏せ! この装備一式の総額で、お前の村なら三つは買えるぞ!」
その貴族の男は一歩歩くごとに「ジャリン、ガシャン」と不気味な金属音を響かせた。
鎧は最高級の鋼に厚く金を盛り、盾には巨大な魔力結晶(という名のただの重い石)を埋め込み、兜にはこれでもかと巨大なドラゴンの角(らしきもの』の装飾が施されている。
対する冒険者は、抜刀すらしていない。ただ少し困った顔で突っ立っているだけだった。
「行くぞ! 我が家門の栄光……ぬ、おっ!?」
貴族が突撃しようと地面を蹴った瞬間。
あまりの重装甲に、膝の関節パーツが物理的な耐荷重限界を超えてひしゃげた。
さらに、派手すぎる兜の「ドラゴンの角」が、背負っていた「最高級(に長い)聖槍」に引っかかり、首が不自然な角度で固定される。
「あ、あがっ……前が見え……ぬっ!」
パニックになった貴族は、立て直そうと「最高級(に重い)黄金盾」を振り回した。だが、その遠心力に自分の腕の骨が耐えられず、ポキリと鈍い音が響く。
盾の重みに引きずられ、貴族はそのまま錐揉み状態で地面に激突。
衝突の衝撃で、刀身に宝石を埋め込みすぎて強度がスカスカだった「最高級(に脆い)聖剣」が鞘の中で粉砕。その破片が鎧の隙間から貴族の脇腹に突き刺さった。
「ぐっ……ま、まだだ……私は……最強……」
貴族は立ち上がろうともがいたが、最後は自分の鎧のあまりの重さに体が耐えきれず、自らの装備という名の「鉄の棺桶」の中で、文字通り圧死した。
冒険者は一歩も動かず、ただその「豪華な粗大ゴミ」が崩れ落ちるのを眺めていただけだった。




