救済
AIとの共同執筆です。
「はぁ…毎日毎日…もういやだ…。」
青年、というには少し幼い印象の彼の名はソラという。
ソラは疲れていた。
仕事で親方に怒られる毎日。
厳しいノルマ。
増え続ける仕事量。
少ない休みと見返り。
「はぁ…こんな人生がこの先ずっと続くならもういっそ…。」
ソラは靴を揃えて過去を清算するための一歩を踏み出そうとしたその時。
「おい待て待て青年!……いや、少年か?まぁどっちでもいいがとにかく待て!」
そこにいたのは、太陽のような笑顔を振りまく一人のお姉さんだった。
なんだか少し間抜けなその止めの一言に毒気を抜かれたソラはなんとなく死ぬのが躊躇われてお姉さんの指示に従うことにした。
「お姉さんは寝れなくて散歩をしていたんだ。そしたらなんと君が川に飛び込もうとしていた。こんな夜中に水泳の練習をしようとしていたわけでもあるまい?よかったらお姉さんに話してみろ。なにがあった?」
その言葉を聞いた瞬間、ソラの涙腺は決壊した。
嗚咽混じりに語るソラの話をうんうん頷きながらお姉さんは聞いてくれた。
「そうか…。それは大変だったな。しかしそれで死ぬにはいささかもったいないぞ。よし、どうせ死ぬなら私と冒険者やらないか!?冒険者はいいぞ!自由だ!私のパートナーとして、一緒に世界を見に行かないか!?」
その忌憚の無い言葉に、少年は「もう一度だけ、頑張ってみよう。」と決心をした。
……それが、底なし沼への入り口とも知らずに。
翌日。早速冒険者登録を済ませ、そこからお姉さん(名をエマという)とパーティーを組み冒険者として活動することになったのだが…。
「全然話が違うーー!これなら前の方が一万倍マシだったーー!」
猛毒の沼で巨大カエルに追い回されながら、ソラは叫ぶ。
「あははー!頑張れ少年!よし、このミッションが終わったら次は火山に行こう!火口に生える薬草を取りに行くぞー!おー!」
「ひいいい!助けてぇぇぇ……!」
ギルドの受付嬢は、山積みの「危険区域の調査依頼(低賃金)」を片付けながら、遠ざかる二人の背中を眺めて小さく笑った。
二人の冒険は続く…。
番号ーG2311V
事案名:元入水志願者ソラと自称自由人エマの労働日記




