黄金の昼下がり
AIとの共同執筆です。
無邪気な夜明け
村外れを流れる川で、四人の子供たちはいつものように水しぶきを上げて遊んでいた。
まだ4、5歳といったところだろうか。
活発なアルトが岩場から飛び込み、それを危なっかしいと笑いながら見守るリーナ。力自慢のバルクは大きな石を運んで堰を作り、少し離れた木陰では図鑑を広げたシエラが、時折顔を上げて仲間たちの騒ぎに微笑みを返していた。
彼らにとって、この小さな村と、そこに流れる穏やかな時間が世界のすべてだった。
邂逅
それから数年後、彼らが7歳になった初夏のこと。
北の未踏地を目指す途中のとある四人組の冒険者パーティが休息のために二、三日村へ立ち寄った。使い込まれた武具、見たこともない地図、そして語られる異国の英雄譚。アルトはその輝きに心を完全に支配された。
村唯一の酒場はそれから数日間、村中の大人と子供が集まる祝祭の場と化した。
「迷宮にはな、床を踏んだ瞬間に天井から槍が降る罠がある。だが、そこは俺たちの斥候がな……」
シエラは恐ろしい罠の話に「ひっ」と身を震わせてリーナの影に隠れ、バルクは戦士の太い腕に見惚れていた。
アルトは自分たちと同じ男女二人のパーティに自分たちの未来を重ね、強烈な憧れを抱いた。
宴の終わり、三人が寄り添ってうとうとする中、アルトだけは最後まで、冒険者が語る冒険譚に目を輝かせていた。
独りだけの熱量
さらに時は流れ、彼らは12歳になった。
他の三人が現実的な将来を見据え始める中、アルトだけは川辺の岩場で、あの日見た冒険者達の背中を追いかけるように木剣を振り回し続けていた。
「見てろよ、俺はいつかこの名を大陸中に広めてやるからな!」
その叫びに、シエラは少し呆れたように息をついた。
「まだ言ってる……。ほんと、飽きないね……」
「あったりめーだろ! 俺は本気なんだからな!」
バルクは「飽きっぽいあいつにしては珍しいな……」と呟き、リーナは何も言わず、ただ呆れ顔で土の付いた果実を自分の服の裾で拭いて差し出した。
「こらー! サボってないで四人とも働きな!」
大人たちの怒鳴り声に、四人は顔を見合わせて「いっけね」と笑いながら、黄金色の夕日の中を駆け出していった。




