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狗鬼を舐めた冒険者の末路

AIと共同執筆です。

熟練の戦士ガラムにとって、狗鬼コボルトなど庭の雑草を毟るようなものだった。

「あんな出来損ないの犬ども、一振りで三匹は殺せる」

彼はギルドの忠告を鼻で笑い、単身で彼らの巣窟とされる廃坑へと足を踏み入れた。

1. 誘い込まれた猛者

廃坑の入り口付近には、怯えて逃げ惑う数匹の狗鬼がいた。ガラムは笑いながらそれを追い立てる。

「逃げろ逃げろ! 奥でまとめて首を撥ねてやる!」

狗鬼たちはキャンキャンと悲鳴を上げながら、狭く複雑に入り組んだ坑道の奥へと消えていく。ガラムはその背中を追い、さらに深く、足元の暗がりに注意を払うこともなく突き進んだ。

2. 逃げ場の消失

不意に、背後でガラガラと小規模な落盤の音がした。

「ん?」

振り返ると、通ってきたはずの通路が、崩れた岩と土砂で完全に塞がっている。

「チッ、老朽化か…。」

前方の暗闇から、狗鬼たちの嘲笑うような鳴き声が聞こえた。ガラムがそちらへ踏み出した瞬間、カチリと乾いた音が響く。

天井から降り注いだのは、鋭い鉄串が植えられた巨大な丸太だった。

3. 狩りの仕上げ

丸太を辛うじて避けたガラムだったが、着地した床が抜けた。落とし穴の底には、汚物が塗られた竹槍がびっしりと並んでいた。

「ぐあぁっ……! 汚ねぇ……、おい、出てこい! 正面から戦え!!」

槍が脚を貫き、激痛に叫ぶガラムを見下ろしたのは、松明を持った数十匹の狗鬼たちだった。彼らは決して穴には降りてこない。

上から降ってきたのは、火のついた油瓶と、逃げ場を奪うための大量の小石だ。

「やめろ、熱い! 頼む、助けてくれ!!」

ガラムの悲鳴が廃坑に反響する中、狗鬼たちは無表情に、ただ淡々と、穴の中が静かになるまで火を投げ込み続けた。


ギルドからの報告書


番号ーG2311VM4L8

事案名: 登録名ガラムの廃坑内における「焼損死」

【概要】

ベテラン戦士ガラム氏が、狗鬼コボルトの巣窟で白骨化した状態で発見されました。現場の状況から、氏は彼らの幾重にも張り巡らされた連鎖罠コンビネーション・トラップに嵌まったものと断定します。

【調査結果】

落とし穴の底には、氏の装備を溶かすほどの火力の跡がありました。狗鬼たちは氏を確実に殺害するため、脱出用の壁を敢えて崩落させ、退路を断った上で確実に処理する「狩猟手順」を確立していたようです。氏の自慢の剛剣は、穴の底で無惨に焼け曲がっていました。

【警告】

• 知性を舐めるな: 狗鬼一匹は弱いが、彼らは「弱者が強者を殺す方法」熟知している。武器の届かない場所から殺すのが彼らの流儀だ。

・敵を侮るな:一対一の強さが全てではない。それを理解できないと剣を振るう機会すら与えられず、穴の底で焼かれることになる。


「正面から戦ってくれる」という期待こそが、亜人相手には最大の隙になりますね…。

なんせ奴らは弱いから。

一匹だけなら、ね…。

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