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究極の殺菌

AIとの共同執筆です。

「ついに手に入れたぞ……これさえあれば、伝説の魔王とも対等に渡り合える!」

若き剣士アルベルトは、闇市で手に入れたという白銀に輝く小瓶を掲げ、仲間たちに豪語していた。彼が求めていたのは、一時的に神の如き力を得る伝説の秘薬『ゴッド・ブレス(神の息吹)』。

だが、彼が実際に手に入れていたのは、あまりにも語感が似すぎているだけの代物だった。

1. 慢心の極み

「いいか、俺が突っ込む。この薬で無敵になった俺の背中を見てろ!」

ダンジョンの最深部。巨大なミノタウロスを前に、アルベルトは意気揚々と小瓶の栓を引き抜いた。仲間が止める間もなく、彼はその液体を一気に喉へと流し込む。彼が飲んだのは、強力な筋力増強剤ではなく、巨大な家畜や魔物のひどい口臭を力技で消すための超強力濃縮消臭剤『グッド・ブレス(良き吐息)』であった。

2. 内側からの崩壊

「……グッ、オ、オォ……ッ!!」

咆哮を上げるはずだったアルベルトの口から漏れたのは、おぞましい量の白い泡だった。

ガボッ!ゴブッ!ジュボボボボッ!

数メートル先からでも漂う巨大魔物の悪臭を「洗浄」するための劇薬が、人間の繊細な内臓ごと白く焼き尽くしていく。無敵の力を確信して踏み出した一歩は、膝から崩れ落ちる断末魔へと変わった。

3. 静寂の終焉

プシュゥゥゥ……。

ミノタウロスが棍棒を振り下ろすまでもなく、アルベルトは自ら吐き出した強烈なミント臭の泡にまみれ、痙攣しながら絶命した。最強の戦士になるはずだった男は、最期に自分の体内をこの上なく清潔にしただけで、魔物の足元に転がる不潔な死体となった。


ギルドからの報告書


番号ーG2311VQ5Z9

事案名: 登録者アルベルト、薬品誤飲による内臓溶解および窒息死

【概要】

登録者アルベルト氏は、戦闘開始直前に名称の類似した劇物を伝説の秘薬と誤認して服用。体内の急激な化学反応により呼吸困難および内臓破裂を引き起こし、接敵前に死亡しました。

【調査結果】

回収された小瓶には、家畜や魔物用の高濃度口臭消臭液が入っていたことが判明。ラベルの文字が一部擦れており、被害者が勝手に「聖薬」だと思い込んだことが直接の原因です。

【警告】

• 文字を読め: 語感が似ているからといって、中身が同じだとは限りません。あなたの命は、たった一文字の読み間違いで終わる危険があるのです。

• 闇市を信じるな: 出所不明の薬を戦闘中に煽る行為は、自殺志願と何ら変わりありません。

• タグは遺族へと返還されました: 死体の口から溢れ出した泡により、タグの表面はピカピカに磨き上げられていましたが、遺族はその輝きを直視できませんでした。


それにしてもグッド・ブレス…強力なんですね…。

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