【異世界ラブコメ】婚約者は塩対応なご令嬢

伯爵家の三男坊のノッシュ=ノールは18歳の誕生日の朝に前世の記憶が甦る。
前世の彼は天寿を全うしたものの、生涯独身どころか恋愛経験ゼロのまま人生を終えてしまった日本人だった。
その彼の末期の願いは「次に生まれてくる時は十代で彼女ができて二十代で結婚できる人生を……」というものだった。
その願いが叶ったのか、今日は公爵家令嬢との婚約の儀が執り行われる日。だが、この縁談は家同士が決めた所謂政略婚だった。
婚約の儀では早速婚約者であるアルヴァ公爵家の令嬢テシリアに強烈な塩対応を受けるノッシュ。
そんな塩対応にも関わらず、ノッシュは少しずつテシリアに魅かれていく。
訓練用ダンジョンの運営、隊商護衛の仕事、果てはテシリアと因縁がある有力貴族の次男との決闘など、様々な出来事を経験していくうちにテシリアとの距離も縮まっていくようにも思えた。
そうしているうちに王国内の街道に魔物が現れたと知らせが入る……。
前世に続き現世でもブサメン非モテのノッシュが、様々な困難を経験しながら、本当の恋を求めて不器用に突き進む。

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