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あそびの詩

ラベリング

作者: 浮き雲

社会で生きていくということは、様々な場所で、ラベリングされるということのように思います。

様々な評価がなされ、そして、「配慮」「注意」「親近感」「無関心」「無視」等々といった、いわば、扱いの位置決めが行われるように思います。

それ自体は変化していくものですが、「無関心」などのラベリングで一度定位置が決まると、なかなか変えていくことも難しいように思います。


実際、私自身がリアルに、どのようなラベリングをされているのかなどは、怖くて知りたくはありません。結局、これもホラーのネタにしたほうがよさそうですね。



ひとつ、犯罪歴なし


ひとつ、危険思想なし


ひとつ、ごく普通の社会人


そして、国家は俺に興味をなくす




ひとつ、労働生産性普通


ひとつ、勤務態度普通


ひとつ、会社での影響力小


そして、会社は俺に興味をなくす




あいつは情報通ではない


あいつは社交的ではない


あいつは割り勘を好む


そして、同僚は俺に興味をなくす




そこそこに良き父


そこそこに良き夫


そこそこの給与、小遣い制


そして、家族は俺に興味をなくす




この人は餌はくれない人


この人は遊んでくれない人


この人は散歩はしてくれる人


そして、犬も俺に大半の興味をなくす




俺は病んではいない


俺は恨んではいない


俺は楽しんでもいない


そして、俺は自分に興味をなくす






「俺」「僕」「私」を適当に使い分けています。「俺」は「僕」と「私」が似合わない場面で。「僕」は「きみ」の向こう側に。「私」は、一番、素の自分に近い場面で。

そういう拘りって、多分、書いているとありますよね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] これは素晴らしい作品ですね! まだ確固たる自信がないのかも知れませんが、この前書きと後書きはいらない程に本編だけで説明と想像力を補えていると思います!
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