何事かに集中しまくる奴はだいたい成功する
学校が怠すぎて泣ける今日この頃。
「言語馬鹿だ。」
「あー、そうそう。くっそマイナーね。だって言語馬鹿とか聴いた事ないよ。俺」
頼が腕を組みながら言った。
「為羽舞曰く「エェ?言語ってネェ?各地域で由来があるかラァ。科学なんかよりモォ、100,000,000,000,000,000(十京)倍面白いんだよネェ…」って言ってきたから近くの大樹に縛り付けといた」
俺が為羽舞の声を真似て言った。
「わぁ…過激ぃ。為羽舞さんってさ、どんな言語喋れんの?」
「なんかスペイン語とか英語とか、もちろん日本語とか、フランス語とかスイス語とかね…取り敢えず色々。気が狂う程の言語をあいつは覚えてる」
「まぁそれは優羅も同じだけどね」
「まぁな。化学物質とかの名前は覚えてるけどな。かなりの量を」
「例えばニトログリセリンとかな」と俺が言った。すると頼が「なんで例えでヤベェ奴出してくるかな…まぁ良いんだけど」と言った。
「つかさー。そろそろ寝るかー。明日学校あるしね」
「そうやなー。じゃあー。今日は優羅ん家に泊まろっと。かーさんには言っといて?優羅」
うそだろ…そう思ったが頼はとっとと俺の部屋へ行ってしまった為、諦めて夕寝さんに連絡した。
アラームの轟音と共に起きた俺は早速準備をし始めた。
前日準備をする派と当日する派に分かれているが俺は後者だ。
つか俺今日体バッキバキだな…なんでだ?
…そういえば頼と一緒に寝てたんだった!!
「ちょ頼!?起きろ!?おまっ!学校!」
「えぇぇぇぇぇぇ!!!!!????」
頼が超大声で叫びながら起きた。
「つかお前昨日持ってきててよかったな…そんで朝ごはん食べとけ…」
「ありがとぅ!」
そして俺らはギリギリ間に合い、心臓が久しぶりに飛び出すかと思った。
「うぃぃー。よ、優羅。今日やけにギリギリだったなぁ。頼か?つかあいつすげぇ人気だよな。なんか渾名癒し系男子って言うのらしいぜ?」
この朝っぱらからマシンガントークかまし出してきたこいつは浅間和 珠来。俺の親友だ。
「おうおう…朝っぱらからマシンガントーク感謝するよ…。つか俺その渾名は知らんわ。それ考えた奴どこの誰だ?」
「それ知ってどうすんの?」
「そんなの決まってんじゃねぇか…」
「オットォ?なにが決まっているのでしょうか。わたくしは物凄く気になります。クラスの中でも毒舌、そして学年でも頭脳がずば抜けているあの優羅選手、回答願います。」
「それはな…!」
疲れたぜ…。
皆様の…地雷を…踏み抜かなかったと…信じたい…。