表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
科学か愛か  作者: crisis
科学の呪い
2/20

食事も科学

暇なので投稿しました。


なんか最後の方に科学馬鹿が滲み出ているような…?

「あー、有り難く食べさせてもらうわ。」


俺の両親は帰ってくるのが遅い。まぁ科学者だからというものもあるが。だから必然的に息子の俺も科学が好きになる。


でも小一の息子を普通置いておくか。と思うだろうが俺は全然平気だ。


俺はいつでも科学の本を読もうとするからな。家でだったら実験。もしくは読書だ。


よく俺は同級生や担任に可笑しい目で見られる。


まぁ…当たり前か。小一が大学の分の内容を知っていたらそりゃ可笑しいか。


「なぁに考えてんの?いらんこと。」

「ごめんって。で、俺ん家行こうぜ。」


俺が返事をしようとしたらいきなり体を持ち上げられた。


「へ、ちょ!!!」


気づいた頃には頼の部屋のベランダにいた。


俺抱えて窓からベランダに乗り移るとか普通無理ゲーだろ…!


「この脳筋野郎…。」

「それ褒めてるー?でも俺クラスの中では頭良い方なんだよ?」

「俺が教えてやってるからだろ…。」

「ヘヘッ、まぁそうなんだけどね?って…!もう30分も経ってるよ!早く行かなきゃ!!!」


頼はそう言って俺を引っ張りながら一階へ駆け降りた。







「お、優羅ー、久しぶりー。」

「お久しぶりです。夕寝さん。」

「本当に優羅はちゃんとしているな…。」

「優羅は!?俺は!?」

「頼はうるさーい、さっさと食べるよー。」


頼は夕寝さんにうるさいと言われたからなのか、それとも褒められなかったからなのか。かなり拗ねていた。


「いただきまーす。」


今日は俺と頼が好きな和食だ。なので俺らは少々食べるスピードが早い。


「あんたら相変わらず和食だと食べる速度早いなー。ちゃんと噛んでね?」

「大丈夫です、夕寝さん。30回噛んでるんで。」

「え!?優羅噛んでんの!?俺そんなに噛んでないよ!ほぼ飲み込んでる!」


頼は馬鹿丸出しの発言をしながらガツガツと食べていった。








「はぁ。いっぱい食べたね。」


頼がベッドに寝転びながら言った。


「そうだなー。美味かった。」


俺が椅子に座りながら言った。


「でしょー?母さんの料理クッソ美味いんだから。…で、最近さ、熱心に本を読んでるけどさ。何が起ころうとしてんの?」 

「今、世界中で森林破壊が行われているの、分かるか?」

「知ってるよ??それが今問題になってるんでしょ?」


俺が教えてあげたこと、ちゃんと覚えてやがる。さすがだな。


「そうだ…まぁ「表」では、だけどな。」

「表?裏では?」

「正反対だ。増えてる。尋常じゃないスピードで。」

「う、うん?そ、それって良いことじゃないの?」


普通は、そうだな。でもなぁ。俺が指を立てながら言った。


「良いことだ。でもなぁ。人口が少ない都市の文明が滅んできてんだよ。木に侵略されてな。」

「は?なんで?」

「それを知るために読んでんだよ。本を。もしかしたら過去にこの現象が起きてるかもしんねぇだろ。」

「宇宙って関係ある?」


頼が眉を顰めて言ってきた。

「大アリ。マジである。だって考えてみろー。この犯人が宇宙人だったらどうする?」

「宇宙人なんている訳…」

「ある可能性はある。


地球外生命体がいるかもしれない系外惑星は分かっているだけで53も存在するんだよ。


あー、一応系外惑星について説明しとくか。よく分からんと思うけど。


系外惑星は恒星の周りを回る太陽系の外にある惑星で、今のところ3730が確認されている。


そんで、プエルトリコ大学アレシボ校の惑星宇宙生物学者アベル・メンデスはこの星達に生命がある可能性がある。そう言った。その人は世界中の宇宙科学者が利用する「Habitable Exoplanets Catalog」の管理者だ。」

「あー、よく分かんないよー。」

「はぁ…簡単に説明してやんよ。」


皆様の…地雷を踏み抜かなかったと信じたい…。


そして私の作品で珍しくのほほーんとしている…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ