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詩みたいな  作者: 直情型自殺野郎
23/28

ふつうに

ふつうの人生だ


日々飯を食らって

日々働いて


生きるために生きる


ふつうになりたくて


上司との感覚のズレ

部下とのベクトルの違い

家族のすれ違い

減っていく友人


狂っていく歯車を戻して



ふつうに生きる



機械のように精密に

生物のずぼらさを写して


ふつうに生きる


社会の歯車として

会社の一部となって


ふつうに失敗して

ふつうに怒られて


ふつうに業務をこなして

ふつうに給料を貰って


ふつうに



身体はまだ動く


涙だって出る


疲労感を常に纏って


棒のような足が


いつ動かなくなるのか


後ろ向きの心が


いつ挫けるのか


恐怖しながらの日々だ



いつかふつうに家庭を持てるだろうか


ふつうに人を愛せるだろうか


時々思うんだ


ふつうに生きたかった

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