資料 05 装備・アイテム(主要) ※イラストあり
※こちらの設定資料の内容には、『第七部 使徒と魔人篇』終了時点までのネタバレが含まれています。ご注意ください。
■聖乙女の剣 Jacque'Line
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ハーランド王国建国期の女英雄であるジャッキー(ジャクリーン)・セイグが使っていた剣。聖乙女のジャッキーという意味から元々「ジャッキー オブ ライン」と呼ばれていたが、短縮されて彼女の名と同じくジャクリーンと呼ばれるようになった。
長剣だが軽量で切れ味鋭く、ほのかな光属性を持っている(光を放っているわけではない)。“欠けることのない剣”とも呼ばれるハーランドにおける国宝級の剣である。セレスティアが年若く西方騎士団の団長を拝命した際、ハーランド国王からジャッキー・セイグのような英雄になることを期待され、下賜された。
■聖乙女の鎧&聖乙女の盾 the Armor of Line / the Shield of Line
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※聖乙女の鎧のイラストは、『主要キャラ:セレスティア』の欄をご覧ください。
元々は白地に青い装飾が輝く無銘の鎧と盾だが、ハーランド王国の女英雄ジャッキー・セイグに後から下賜され、聖乙女の名前が付与されたもの。高い防御力に加えて永続的な魔法が掛かっており、攻撃の衝撃を抑えたり、痛みを和らげたりすることができる。劇中では深淵の迷宮に向かう際、宰相のオルガがセレスティアに下賜した。
鎧と盾だけでもセット効果(防御力アップ)を有するが、聖乙女の剣を併せて装備することで、更にセット効果が高まる(攻撃力、防御力アップ)。
聖騎士が着ける通常の鎧に比べると、女性が装着することを意識されているため、胸元や足の露出が大きく、女性的な部位を強調するようなデザインになっている。
なお、「ライン」の名前の由来は、某塔攻略クラシックゲームの「レッドラインシールド」「ブルーラインシールド」などをモチーフにしたもの。
■審判の法衣 Judgement Robe
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※審判の法衣のイラストは、『主要キャラ:ケイ』の欄をご覧ください。
重装とローブを組み合わせ、防御力と魔法補助の能力を掛け合わせた希少な白いローブ。金属部分は白地に金の装飾がされている。永続的な軽量化の魔法が掛けられているため、筋力の弱い魔法使いでも問題なく装備できる。魔力を急速に回復させる効果があるため、元々は戦争の前線で回復役を担う高位司祭に与えられていた。身体が受ける衝撃を緩和する能力を持っているため、実際は回復役というよりも、前線で闘う魔法使い向けの装備である。
名前の由来は大アルカナにおける「審判」の意味である「復活」と「発展」から。クランシーの制約による「復活」の意味と、ケイの(異常な)成長(「発展」)を意味する隠語として命名。
■支配者の籠手 Lord Bracer
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※支配者の籠手のイラストは、『主要キャラ:ケイ』の欄をご覧ください。
使い手の魔法を増幅させる能力を持つ、ハーランド王国の国宝級の宝物。白地の金属に金色の装飾がある。名前の通り通常は国王が使用するものだが、ハーランドの国王は永らく前線に出ていないため、宝物庫の肥やしとなっていた。籠手自体の防御力も高いが魔法盾の能力があるため、使いこなせれば大概の攻撃を防ぐことができる(ただし劇中のケイは、あまり積極的に魔法盾を使っていない)。装備スキルとして「絶対防御結界」の能力を秘めており、その発動中はどのような攻撃も防ぐ結界を展開できる。
■支配者の魔剣 Lord'Linzer
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支配者の籠手と対になる強力な魔剣。元々は「ロードリンザー(ロードリンツァー)」と呼ばれていたが、次第に短縮され、「ローリンザー」と呼ばれるようになった。
通常のロングソードよりは短め(ロングソードが80cmに対して60cm強ほど)で、軽量化の魔法が掛かっているために非常に軽い。柄と刀身の部分に何色かの宝石がはめ込まれ、魔力を通すことができる。魔力を増幅させる効果があり、魔剣を通して魔法を放てば通常よりも威力の高い攻撃を放つことができる(ただしSPは余分に消費する)。一五年ほど前までは、深層のレーネが使用しており、彼女を象徴する武器だった。
劇中では深淵の迷宮篇の最後で、レーネからケイに譲られた。なお、所有権を譲るためには簡単な魔法の儀式を行う必要がある。
■隠者の長剣 Sword of Hermit
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※隠者の長剣のイラストは、『主要キャラ:グレイス』の欄をご覧ください。
類い稀な切れ味を誇る、細身のサーベル。刀身の先端がカーブを描いている。高い攻撃力を持つ一方で、隠密行動に向いたスキルを向上させる効果がある。魔力を容易に通すことから、魔法剣としても扱われることがあるが、魔法を増幅させる能力は低い。劇中では深淵の迷宮に向かうグレイスに対して、宰相のオルガが下賜した。
名前の由来は大アルカナにおける「隠者」の意味である「慎重、思慮深い」「単独行動」から。なお、アルカナでは「隠者」は「賢者」に通ずるため、「隠者の長剣」=「賢者の剣」という言い方もできる。
■運命の短剣 Keris
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※運命の短剣のイラストは、『主要キャラ:グレイス』の欄をご覧ください。
波打った刀身を持つ短剣。通常のナイフよりも一回り大型の形状を持っている。切れ味鋭く、攻撃力も高い。単純な攻撃力だけで言えば、実は隠者の長剣よりも高い。ただし魔力は通さず、グレイスはほとんどの場合、基本的に身を護るための盾代わりとして使用していた。隠者の長剣同様に宰相のオルガからグレイスに下賜された。
名前の由来は、実際に存在する波形の短剣(=クリス)と、大アルカナにおける「運命の輪」の意味である「定められた運命」(=グレイスの背負った宿命)から。
■暁星の杖 Staff of Resh
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※暁星の杖のイラストは、『主要キャラ:シルヴィア』の欄をご覧ください。
先端に魔力をため込む大きな赤い宝石の付いた木製の杖。術者の魔力を増幅し、魔法の威力を上げることができる非常に強力な武器。魔力をため込むと、先端の赤い宝石が溜めた魔力量に応じて輝きだす。深淵の迷宮に向かう前に、ハーランド王国の宰相オルガがシルヴィアに下賜した。
なお、名前の由来はカバラのセフィロトの木にあるレーシュ(=太陽)から。
■明星の魔法盾 Vesper
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普段は腕輪の形状をしている魔法の盾。魔力を込めることで魔法の盾が展開され、攻撃を防ぐことができる。術者の熟練度や魔力によって魔法盾の防御力が変わるが、使いこなしには一定の熟練度が必要になる。魔力量が多く、重量のある盾を装備できない魔法使いが好んで使うとされるが、非常に高価な代物であるため実際に使用している魔法使いは少ない。明星の魔法盾は魔法盾の中でも特別な装備スキル「反射壁」を持つ、非常にレアな一品である。暁星の杖同様、宰相のオルガからシルヴィアに下賜された。
なお、名前の由来は暁星の杖の暁に対応する宵の明星(=vesper)から。






