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プロローグ

 キャスター椅子って分かるか?

 ほら、椅子の下に車輪が付いてて、クルクル回ったり移動したり出来る、あの椅子だ。

 お前の勉強椅子もそれじゃないか?

 あれ凄い楽しいよな。

 誰しもあるだろ?学校で先生のキャスター椅子に乗って廊下を滑走した記憶がさ!

 そろばん二つ足にくっ付けてスケートするのと同じくらい誰でもやったことがある筈だと俺は践んでるね。

 でもそれって大抵10分休みに友達とはしゃぐ程度でさ。

 常にキャスター椅子に乗って移動するのは、人間には無理だよなぁ。

 だからさ。

「斎藤さんお前は人間じゃねぇ!」

「最初の一言から物凄く失礼だと思う。

 あと私はそろばんに乗ったことは無い」

「ダウト」

「嘘じゃない。

 キャスター椅子から降りずにどうやって乗ればいいの?」

「そうかそりゃ乗れねーわ」

 斎藤さん。

 年齢16年イコールキャスター椅子騎乗歴(本人談)を誇る現実世界では要らない感じに謎な彼女と、そんな斎藤さんが面白すぎて話しかける俺と、キャスター椅子(愛称『ダークプロミネンス』。ちなみに椅子のカラーは白。)の話。

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