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子供に教える四則演算

作者: todo

中世の頃。教育レベルは大人でも数が数えれる程度。

船に乗った少年とコックさんの会話を楽しんで下さい。


昔々 船が木で男が鉄で出来ていた時代のお話し。生活の中の算数は皆に必要なモノでした。


(子供さんの名前を入れて下さい)XXと云う少年(少女)がいました。遠い世界に行ってみたいのです。

お父さんの船で異国に向かうコトになりました。タダでは乗せて貰えません。コックさんの下働きをします。

コックさんの指示で水の入った大樽20樽(20人で20日分)の管理を任されました。

20人乗っていれば簡単(1日1樽)なのですが。。今回の航海は23人乗っています。


1.引き算 マイナスの符号

 コックさんからの指示。「毎朝 水の残りをハカって報告しろ。」量り方はコックさんが教えてくれました。

「XXよ。ナイフは持っているか?」持っています。「ナイフのミネで大樽を上から叩く。そこの脚立を使いな。」何が分かるのですか?

「音が変わる。カンカン音がする場所はもうカラだ。ゴンゴン音がする場所には水が入っている。」それからどうしたら良いですか?

「音の変わり目にナイフでキズを付ける。新しい傷は木肌が新しいからすぐ分かる。目立つように指を広げた長さは横に引け。」了解しました。

 引き算の「-《マイナス》」は少しづつ減っていく水と、旅の終わりを見つめるドキドキを感じます。


2.足し算 プラスの記号。

 途中 風がんで2日ほど船が進みませんでした。順調に行けば後10日。折り返し時点ですが残り6樽と半分くらい。

 途中の港で水を補給しましょう。

 コックさんと相談します。「どれだけ水を買おうか?」空の大樽を全部一杯にしないのですか?

「水もタダでは無い。それに船が重くなると速度も出ない。」空の大樽が13樽で道程ミチノリがちょうど半分ですから13樽あれば良いのでは?

「で何樽分の水がいるんだ?」待って下さい。指折り数えて7樽《親指》8樽《人差し指》9樽《中指》10樽《薬指》11樽《小指》12樽《左親指》13樽《左人差し指》

だから、1,2,3,4,5左手6、7樽必要です。

「まぁ半分は余分が有っても良いか。最初に持って来た方の樽から 特に半分の樽から使うのを間違えるなよ。」了解しました。

「それと一杯にする樽に傷があるよな。縦に取り消しの傷を入れておけよ。横と同じ長さで。」新しく減った水の傷はどうしますか?

「前の傷の右側に付ける。船では右側が大切なんだ。右側優先 右側通行」分かりました。右側了解。

 足し算の「+《プラス》」は再生と安心の印。取り消して また使えます。


3.掛け算 クロスの記号

 水を補給した港で3人のお客さんと空の大樽6樽に名産のラム酒を詰めて航海を続けます。ちゃっかりしていますが。。。

「何が訊きたい?」旅の終わりまで水が保ちますか?「多分大丈夫だ。2日分と半分の樽が有れば3人くらいなら多分大丈夫。」多分なのですね。。。

「ところでラム酒だが。」呑むのですか?「呑まない様に見張ってくれ。船長にも教えるな!」どれがラム酒の大樽ですか?

「+の下にクロス(しるし)を付けている。」クロス付きがラム酒。了解。

 掛け算の「クロス」は同じモノを数えます。大人になるまでお酒はダメですよ。


4.割り算 マイナスと点々(実はクロス)

 無事に目的地の港に着きました。水はちょうど1樽(少し使った)くらい余りました。「あまり余裕なかったな。」ギリギリですよ1日分 切ってますから。

 帰りの航海ですけど。「着いたばかりだぞ。」いえあのその|(ワッ突っ込まれた)水の減り方を見極める良いやり方を思い付いたのですが。「帰りに教えてくれ。」

 港には10日停泊します。衣装も食べ物も肌の色も、空気でさえ知らない匂いがします。始めての料理は辛くて火を吹きました。

 始めての果物はスゴイ臭い《ンコの匂い》ですが、メチャクチャ美味しくて皆なで食べて「船への持ち込み禁止」と怒られました。

 さてアッと云う間に帰りの準備。お酒を入れた樽もキレイに洗って20樽満水です。

「>水の減り方を見極める良いやり方って。」どうやってしゃべったのですか?

「だから水の話しだ。」はい。船の乗員が21人以上の場合1樽では足りませんよね。で次の日は少し使った樽はそのままで新しい樽を開けて空になったら、前の日の水の残った樽を使う。

 3日目も新しい樽と残った水。。。で残った水の樽が例えば4日で空になったら、4日で5樽必要。ちょうど両手両足で20樽で指が5本だから親指以外を数えて16日分と分かります。

「却下。」どうして?「開けた樽から使う。水は生物(ナマモノ)だ。痛んだ水で病気になったら|目隠しされて渡り板の上を歩く《walk the plank》コトになる。」 

 海の上で水が無くなったら我々フカ《サメ》のエサですよ。「こうしよう。2日目に1日目の使った分の昨日と今日の2回分の位置の印を3樽目に付けて置く。」3日目は3樽目の残りと4樽目に3日分の位置に印を付けておく。

「そう。それで4日目に5樽目を使い切ったら。」さっき何日でした?「>16日分と分かります。」だからどうやって喋ってるんですか!

「印を決めよう。予定は実際の傷の横に書くけど、右側は使えない。左に予定と分かるように横の傷の上下に小さくクロスを入れよう。」何故にクロス。

「クロスは同じモノの印だから。昨日と今日の水の量が同じでないと予定が立たない」了解。

 割り算の「マイナスと点々」は未来を数えます。予定は未定。

落ちが有りません。どうしましょう?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 演算記号の形をお話の中でイメージ出来る。 [気になる点] 私の頭のせいかもしれませんが掛け算、割り算の説明が理解できませんでした。 [一言] 説明までで終わらせず、なにか問題(トラブル)を…
2015/04/18 10:26 退会済み
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