第1話転生、代償は命
初投稿です。頑張って見ましたがあまり期待はしないでください。連載小説なので、軽い気持ちで見てください
『田中ァ早くこっちこいよぉ!』遠くから同じクラスの悠人の声が聞こえる
『すぐ行くから待ってろって』
俺は校門を出てそう言った
悠人は俺の小学生からの友達だ、中学、高校まで同じだったのには驚いたのを思い出す。
『太郎くん、ヤッホー!』
隣にいるのは、幼馴染の未緒だった。未緒はモテる。
マジでモテる。週に1回は告白されるくらいにはモテる
そんな未緒だが、まだ彼氏はいないらしい。理由を聞いてもおしえてくれない
『今日は悠人くんの家で映画見るんでしょー!』
『そうだったな、今行くよ!』
やっぱり、こういう小さな幸せを噛み締めて生きていきたいそんなことを考えながら横断歩道を渡ると、近くで車がスリップするような音を聞いた、
それが俺の最後に聞いた音だった
気づくと俺の目の前には天使コスの美少女?がいた。
『えっ』
俺は思わずそんなことを呟いてしまった。
天使コスが凛として言った
『田中太郎さん、残念ながらあなたは死んでしまいました』
『は?』
今度は故意に声を発した
『いやいや何言ってるんすか?あなた。俺は道を渡っただけですよ,それでどう死んだって言』
『車に引かれて死にました。』
は?
『記憶がないのは即死だったからですね』
『えっ?いや、えっ?はっ?え??』
困惑しすぎて語彙力が崩壊した
『田中太郎って本当にそんな名前あるんですねぇ』
馬鹿にしたように言ってくる
『ふざけないでください!』
『困惑する気持ちはわかります、ですが落ち着いてください。では、転生の準備を』
『いや待って、早くない?』
『何がですか?』
本当分かってないような顔をして聞いてくる
『ちょっと待ってください!俺は帰れないんですか!転生ってなんですか!本当に俺は死んだんですか!』
『なんだそんなことですか、日本人のくせにカンが鈍いですねぇ』
なんだコイツは。なんかすごいムカつく喋り方してやがる。基本的には紳士の俺だが、コイツの顔は殴っても良いと思う
『よく聞きなさい、あなたの世界で言うところの異世界転生です』
『あなたがいた世界はたくさんある世界の一つにすぎません。私が担当する世界は今とても危機に瀕しています。魔物が増え,人間が減っていってしまっているのです。直接手を下したいのですが、それは神の法で出来ないのです。そこで、神の力を授けた人間をあの世界に送り、平和にしてもらおうと思うのです。』
『成る程、転生させる理由は分かりましたがなんで俺なんですか?もっと兵隊とか、超天才とかにしたらどうですか?』
『私もそうしたいのですか、そんなことしたらあなたの世界の担当から怒られてしまうのです。って言うことでいなくなっても別に良くて、転生をよく知る日本人を連れてきたのです』
成る程、やはりこいつは今すぐぶっ飛ばした方がいいな
『あの世界は危険ですが大丈夫です。貴方には神の力を授けますから。転生したら』
『神の力って何をもらえるんですか?』
『ランダムです。』
えっ?
自分の足元に魔法陣のようなものが広がる
『それでは、転生が完了したらギルドに行ってください。』
『まて!俺は転生するってまだ言ってないぞ』
俺は不満をぶちまけ、天使コスを殴ろうとする
『暴れないでください,魂が壊れて本当に死ぬかも!』
俺はすぐさま抵抗をやめた。
『それでは良い異世界ライフを〜』
最後までムカつく喋り方だった。
見てくださりありがとうございました。
まだ第一話なので戦闘シーンはないですが,良ければ次回も楽しみにしてみてください。
それでは今日はこのくらいで、、、