No.7 メニュー
因みにかっこは
「」セリフ ()思考·つけたし 〈〉詠唱 【】スキル名 []メッセージ
の予定です。メッセージは暫くでないです。
変わったらチャンとお知らせします。
間違えてたら教えてね?
「では、本題に入らせてもらいます。」
ナンクさんがそう言うと全員が静かに顔を向ける。
「皆さんを召喚したのは私達です。国王様の命令でとはいえ、無理に連れてきてしまい申し訳ありません。」
そこでまた軽く頭を下げた。
「さて、その理由なんですが、魔王の討伐が深く関係しているのです。
詳しい話は後にさせていただきますが···」
魔王か···それならここは剣と魔法の世界だろうな。
「やっぱりメニューとかステータスとかスキルとかがあるんだろうな···」
「あれ?スキルやステータスを知ってるんですか?」
あ、声に出てたか?
「いえ、僕達の世界にゲームと呼ばれる物がありまして、それに似ていたので···」
「ハハッ!!僕達の世界?僕達だって?ゴミなんかと一緒にされたくないなぁ!なぁ、皆もそう思うよなぁ!!?」
うっわ···垂れ目··さすがにそこまで言われるとへこむかも···しかも皆「そうだ!」「一緒にするな!」「サイテー!」とか言ってるし···ま、慣れてるから大丈夫だけど。
「スミマセンね。僕達の他にゴミが混じり混んだみたいで···どうぞ、お話を続けてください。」
垂れ目はニヤニヤしてナンクさんにそう言った。···ウザすぎる···
ナンクさんはそれを無視して僕の方をチラッと見た。なんだろう。
「···さて、話を続けます。先程彼が言ったように、あなた方は全員【メニュー】というスキルを覚えているはずです。〈メニューオープン〉と言いながら魔力を込めるとメニューが開きます。」
魔力···?まだ使えないぞ?なんだろ、魔力、魔力···
「〈メニューオープン〉」
なにも起こらない。魔力てどうやって込めるんだ···?まわりの皆も、僕と同じ状態のようだ。
「あれ··?なんで皆さん出来ないんでしょうか···?」
「そりゃ、お前さんの教えかたがヘッタクソだからじゃろ。」
あ、今まで空気だったルードさんだ。
「聞けぇい!!おまえらぁ!!」
全員体がビクッと動く。ビックリしたんだろう。
「コツはぁ!!まず!!頭の中に好きな色を思い浮かべ!その色を目の前に出す感じだ!!」
コツ···なのか。好きな色···ないなぁ···まあ、適当に四角を思い浮かべる。色とか気にせず、そのまま前に写し出す感じで···
「〈メニューオープン〉」
ヴォォォ··ンというようなおとがして目の前にメニューとかかれた透明な板のようなものが出てきた。
なるほど。こういう感じか···
ふとまわりをみるとほとんど全員が成功している。
スゴいなルードさん。
そう思ってるとナンクさんとルードさんが話をしていた。
「···スゴいですねルードさん。」
「ナンクも天才ゆえ、凡人の感覚がわかっとらん。こう言うのは適当に出来ると思わせれば出来るもんだ。」
「へぇ···覚えときます。」
········聞かなきゃよかった···
僕の中でのルードさんは、スゴいけど信用しちゃいけない人になった。
スペースと1部文章修正。あとサブタイも。(2020 5 17)