No.5 始まり
前回の話を知り合いに見てもらったところ、
「ゲームオーバーのスペル違うよ?どうせ
‘ゲームオーバーはガメオベラってやればいいはず!’
ってうろ覚えでやっただろww」
って言われましたw大正解ですww
いやぁ···最後にAってつけないんですねww
夢を見た。どんな夢か、と言われると答えるのが大変かもしれない。
まず、自分の存在がない。なんというか、意識はあるのに体がない。三人称視点かと言われても違う気がする
まわりは真っ白で、光ってる感じだ。でも、なにもない。
そして自分で夢だと自覚できる。何て言ったっけ···まぁ、そこは問題じゃない。
そんな中で声を聞いた。どんな声だったかなんて覚えていない。女か男か、それすら覚えていない。だが、確かに言われたんだ。一言一句覚えてる訳じゃないが、願いは何か、そう聞いた。
それに対する僕の答え。そこも覚えていない。だが、僕の望みは決まっている。
「絆、平和、力」この三つだ。くさいとか言われるかもしれないけど、この3つがだいじなんだ。
絆。僕には友達と呼べる相手も、信用できる相手もいない。
平和。いじめがあるのは平和とは言えない。ケンカならお互い様だが、一方的なものはいじめだと思う。
力。これがないと絆も、平和もあり得ない。
この三つ。僕が今欲しいものだ。
叶わないのはわかってる。夢なんて信じるのはばかけてる。そう思いつつも、少しは信じてみたい。
僕は神頼みでもしなきゃ、生きていけないんだ。
そんなことを考えていたら学校についた。
自分のクラスのドアを開けると水が飛んできた。
「ヒヒ!!おはよう!湯田くん!これで目が覚めたでしょ?」
こいつは··名前は知らないがいつも一番積極的に僕に嫌がらせをしてくるやつだ。
タレ目が特徴的だ。
「····」
「あれ?まだ目が覚めないのかな?よし!じゃあ目をさましてあげるよ!」
タレ目は僕の頬をビンタしてきた。ベチ!という音がした。地味に痛いぞ。
「さすがに目、覚めたでしょ!あ、床の水はふいておいてね?君を起こすためにやってあげたんだから。」
「···わかったよ····」
はぁ···やっぱり学校は嫌だ。来てから5分もたってないのに···
僕は鞄を傷だらけの机に放り投げて、床を拭きはじめた。
床を拭きおわり、雑巾を片付けようと立ち上がった。
すると立ちくらみがした。僕は体が丈夫なのが自慢で、立ちくらみなんてなったことはほとんどなかったが···
なんか教室が回ってる感じだ。視界がグニャグニャと歪んできた。
その内、僕の意識は途切れた。
意識を取り戻してふと回りを見ると地下室のような場所にいた。
またいつものいじめか?とも思ったが、ここにいるのが僕だけでなく、タレ目や同級生がいることからもいじめではないと思う。
何人かは取り乱して「ここはどこー!」って叫んでるし、ドッキリとかでもなさそうだ。
····まさか。いや、そんなはずないよな。
スペース 修正(2020 5 17)