No.1 いじめられっ子
初投稿です。初心者です。そして(元)中学生です。不定期更新の趣味で書く小説になります。
おかしな点が多々あるとは思いますが、生暖かい目で見守ってください。(^o^)
おかしな所は指摘していただけると嬉しいです。m(__)m<オネシャス。
「早くだせよ!!持ってきてんだろ!!」
そういってカバンを奪われ、財布を奪われる。教科書や筆記用具は地面に捨てられた。
「···ハァ···」
僕はため息をついた。教科書はまだいいが鉛筆やシャーペンは芯が折れると買い直さないといけないし。
「あぁ?何だよ、文句でもあんのか?」
そう言って胸ぐらを掴んできた。また暴力か··
「いや··別に··」
「そうか、ならいいんだ。」
そう言ってニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべ、手をはなす。
僕が内心ホッとしていると
「何て言う訳ねぇだろ!!」
そう言って僕の腹に蹴りを入れてきた。僕はそのまま後ろに倒れる。
「調子のってんじゃねぇぞ···?お前は俺の財布なんだ。言われた通り金を俺に渡せばいいんだよ。」
「はい···わかりました···」
「じゃ、来週も5000円、たのむぜ?」
僕は無言でこくりと頷く。アイツは大声で笑って去っていった。
···僕も帰るか。
僕の名前は湯田 壮介15歳。いじめられっ子だ。ま、‘子’って言うには大きすぎるけどな。
僕は今日も殴られ、金を取られ、昼飯を捨てられた。
家に入ると母親が仁王立ちで僕をにらんでいる。···あぁ、金を盗ったことだな。
「壮介、話があります。」
「はいはい。」
僕は穴の空いた靴を脱ぎ、ボロボロのカバンを放り投げ、泥だらけの制服を脱ぎすてた。
「何の話か···わかってるでしょ?」
「どうせ金の話でしょ?そうだよ。盗ったのは僕だ。」
隠す必要も無いだろ。わかりきってることだし。
「はぁ···やっぱりそうなのね···」
あ、来るぞ。僕はそっと耳をふさいだ。
「いい加減にして!!高校入ってからもうこれで何回目!!?十回何てもんじゃないわよ!!?毎週毎週3000円も持ってって!!小遣いはあげてるでしょ!!?不満があるなら直接いったらどうなの!!?」
「じゃあ言うけど···毎週5000円ね?」
小遣いは週に2000円貰ってる。親の財布から3000円持っていけばジャスト5000円になるんだ。
自由に使える金なんて1円も無いんだ。高校生なのに。ま、欲しいものも特に無いし、いいんだけど。
「ふざけないで!!なんでそんなに必要なの!!?」
「いじめを受けてるんだよ。それで金を持ってこいって言われてるんだよ。」
「嘘つかないで!!前からいじめを受けてたなんて嘘ついて···そんなこと無いって先生に言われたわよ!!」
えー···息子の言うことより教師の言うことのほうが正しいのかよ···。
なんでそんなに信用無いんだ?おやにも信用されないって···悲しっ!
「信じてくれないならそれでいいよ。じゃ、勉強あるから。」
まぁ、教科書もノートもグッチゃグチャで使えないと思うけど。
「壮介!!待ちなさい!!まだ話は終わってないのよ!!壮介!!」
僕はそれを無視して部屋に閉じ籠る。
母の鳴き声が聞こえてくるが···ま、いっか。
スペースとかの修正(2020 5 17)