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UMA《勇魔》 ~勇者は悪魔に成り上がる?~   作者: ウィン
ちょっと長め(?)のプロローグ
1/33

No.1 いじめられっ子

初投稿です。初心者です。そして(元)中学生です。不定期更新の趣味で書く小説になります。

おかしな点が多々あるとは思いますが、生暖かい目で見守ってください。(^o^)

おかしな所は指摘していただけると嬉しいです。m(__)m<オネシャス。







「早くだせよ!!持ってきてんだろ!!」


そういってカバンを奪われ、財布を奪われる。教科書や筆記用具は地面に捨てられた。


「···ハァ···」


僕はため息をついた。教科書はまだいいが鉛筆やシャーペンは芯が折れると買い直さないといけないし。


「あぁ?何だよ、文句でもあんのか?」


そう言って胸ぐらを掴んできた。また暴力か··


「いや··別に··」

「そうか、ならいいんだ。」


そう言ってニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべ、手をはなす。

僕が内心ホッとしていると


「何て言う訳ねぇだろ!!」


そう言って僕の腹に蹴りを入れてきた。僕はそのまま後ろに倒れる。


「調子のってんじゃねぇぞ···?お前は俺の財布なんだ。言われた通り金を俺に渡せばいいんだよ。」

「はい···わかりました···」

「じゃ、来週も5000円、たのむぜ?」


僕は無言でこくりと頷く。アイツは大声で笑って去っていった。

···僕も帰るか。




僕の名前は湯田 壮介15歳。いじめられっ子だ。ま、‘子’って言うには大きすぎるけどな。

僕は今日も殴られ、金を取られ、昼飯を捨てられた。

家に入ると母親が仁王立ちで僕をにらんでいる。···あぁ、金を盗ったことだな。


「壮介、話があります。」

「はいはい。」


僕は穴の空いた靴を脱ぎ、ボロボロのカバンを放り投げ、泥だらけの制服を脱ぎすてた。


「何の話か···わかってるでしょ?」

「どうせ金の話でしょ?そうだよ。盗ったのは僕だ。」


隠す必要も無いだろ。わかりきってることだし。


「はぁ···やっぱりそうなのね···」


あ、来るぞ。僕はそっと耳をふさいだ。

「いい加減にして!!高校入ってからもうこれで何回目!!?十回何てもんじゃないわよ!!?毎週毎週3000円も持ってって!!小遣いはあげてるでしょ!!?不満があるなら直接いったらどうなの!!?」

「じゃあ言うけど···毎週5000円ね?」


小遣いは週に2000円貰ってる。親の財布から3000円持っていけばジャスト5000円になるんだ。

自由に使える金なんて1円も無いんだ。高校生なのに。ま、欲しいものも特に無いし、いいんだけど。


「ふざけないで!!なんでそんなに必要なの!!?」

「いじめを受けてるんだよ。それで金を持ってこいって言われてるんだよ。」

「嘘つかないで!!前からいじめを受けてたなんて嘘ついて···そんなこと無いって先生に言われたわよ!!」


えー···息子の言うことより教師の言うことのほうが正しいのかよ···。

なんでそんなに信用無いんだ?おやにも信用されないって···悲しっ!


「信じてくれないならそれでいいよ。じゃ、勉強あるから。」


まぁ、教科書もノートもグッチゃグチャで使えないと思うけど。


「壮介!!待ちなさい!!まだ話は終わってないのよ!!壮介!!」


僕はそれを無視して部屋に閉じ籠る。

母の鳴き声が聞こえてくるが···ま、いっか。

スペースとかの修正(2020 5 17)

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