第7話 3日と言う人生の無駄
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紅蓮は帰り道がマグマに塞がれたため、アラバにナガワ村まで送って貰えるかどうかを聞きに紅蓮は神域に戻っていた。
「ZZZ...ZZZ...ZZZ...ZZZ...ZZZ...」
そこには、降氷龍との戦いで疲れ、寝ているアラバがいた。
死んでしまったかの様に熟睡している。それに、さきほど戦いで翼膜も破れてしまっている。これではしばらく空は飛べない。
しかも、あと3日は寝ると思われる。
紅蓮は諦めて、アラバが復活するまでここに居座ることにした。
そして3日がたった。
「腹減ったー!!」
アラバが起きた。
高原にヌーを狩りに行こうとするが、なかなか空を飛べない。
「そういえば、あいつに翼膜やられたんだった。」
アラバは周りに食べられる物がないかと周りをみわたした。
そこには美味しそうな人間ではなく、降氷龍がいた。
「いただきまーす!!!」
アラバは殻などをきれいに剥ぎ、中の肉を取り出した。
「うーん。かなりくさみがあるな~。」
アラバは炎で肉を炙った。
周りにいい臭いが漂う。
バクッ
「んっ!!旨い!・・・けど刺激が足りないな。」
次は電気を流した。
バクッ
「んっ!!固すぎず柔らかすぎない肉に電気のバリバリが口に広がっていく。旨い!!」
そして降氷龍の肉の効果で翼膜がどんどん治っていく………って言うわけでもない。
空を飛べるようになるまでに1ヶ月はかかりそうだ。
カツンッカツンッカツンッカツンッ
何かアイツの残骸のほうで何かを叩く音がした。
アラバがアイツの残骸に目を移すと、紅蓮が降氷龍の残骸をあさっていた。
「何やってんだ?」
「いや、ちょっとアクセサリーを作ってるんだ。」
確かに何かをきれいな首飾りがある。
「ふーん」
アラバは全くと言っていいほどアクセサリーには興味を持たず、肉が食べたいとずっと呟いていた。
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