表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/46

第41話 紅蓮の陰謀



「クローンを作る!?」


紅蓮は驚きを隠せない。なぜなら、夢の装置が目の前にあるからだ。


「博士、これ貸してくれないか?」


「まぁ、いつも守ってもらって要るからのぉ。

いいじゃろう。」


「ありがとな。」


紅蓮は早速、クローン作りに取りかかった。


「この投入口に遺伝子情報の元を入れるのじゃ。」


博士は投入口をしめしながら説明を始めた。その言葉にそって、紅蓮はポーチからアラバの砕けた角、大和と霊真の牙のかけら、狼竜四姉弟の毛、クロスの鱗とユウキの髪の毛を取りだし、投入口に入れた。


「たくさんのDNAを同時に入れると、それぞれの力を持つクローンが出来上がる。

じゃがまだ試作じゃから、成功するかしないかはわからん。

まぁ、とにかくこのスイッチを押せ。性格や使命を設定できる。設定が完了したら、このレバーを下ろすんじゃ。」


紅蓮は設定で性格を冷酷にし、使命をアラバ達の殺害に設定して、レバーを下ろした。


ウィーン


機械が起動し、クローンを作り始めた。

しばらくして、クローンの入ったカプセルが開いた。

そこには、アラバ、大和、霊真、クロス、ユウキのクローンと、獄狼、雷狼、炎狼、皇狼の合わさったものがいた。



~ヨハマ森~


アラバは剥ぎとられた角の先端に、伝承の秘薬の粉末を振りかけて、包帯を巻いていた。

紅蓮が恐ろしい生物兵器を作っているとは知らずに。


「ん、ユウキ何やってんだ?」


ユウキが何やらクリスタルみたいな指輪のようなものを磨いている。

その指輪は何なのかを俺が聞いた。


「この指輪か。」

「うん。」

「これをつけると特殊な能力が使えるんだ。」

「なるほどねぇ…」


ズゴゴゴゴゴ


例の地響きが起きた。


「最近揺れが大きくなってきたな。」

「確かにな。」


アラバと村長が、話を始めた。

多分今の揺れの事だろう。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ