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第22話 地響きの謎


人間モンスター平和条約?を結び終わり、アラバはヨハマ村の増築された、モンスター広場で大の字にくつろいでいた。


「あ~~~和む~~~~~。」


モンスターがこんなにくつろいでいいのだろうか?

アラバが完全にだらけモードに入った次の瞬間、

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

と、地響きが起こった。

しかしアラバはだらけた姿勢のまま、「何~?地震~?」と?を浮かべる。


「またか。」

「またですね。」


村長に続いてヨハマ村の看板娘、アカリがぼやく。


「またってどういう事ですか?しかも何ですか、今の地響きは。地震とは少し違う気がしましたけど。」


紅蓮がモガの森から戻ってきた。


「あぁその事じゃが、ギルドに調査を依頼したんじゃ。すると、この地響きはあるモンスターの仕業じゃないかという結果が届いたんじゃ。」


「なるほど。で、何の仕業かわかったんですか?」


紅蓮が重そうな袋を引きずりながらながらたずねる。


「それは依頼書にも書いてあったように、海に住む蒼龍の仕業だと我々は考えているのだ。」


「ふ~~ん。」


アラバがだらけた姿勢のままうなずく。


「よっこらせっと。俺出かけるな。」


アラバが起き上がり、翼を広げた。


「どこいくんだ?」


紅蓮が物が沢山入っていると思われる白い袋を下ろしながら聞いてきた。


「友達に会いに大砂漠へ。

ていうか何その袋の中身は?」


「高く売れる特産品。」


「なるほど。」


「あ、後で俺も大砂漠に用があるから。」


アラバは翼を広げ、大砂漠にむかってとびさった。



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