第21話 村訪問
紅蓮の現在の装備は、アカム一式にベルセルクソードを背負ってます。
アラバと紅蓮はヨハマの森とヨハマ村を繋ぐ橋の前に居た。
「俺が村なんかに入って大丈夫なのか?」
不安そうにアラバがぼやく。
「大丈夫だと思うぞ。 多分…。」
「マジかよ。………orz」
アラバは紅蓮の返答に更に不安がつのる。
「わーーー。巨大モンスターが攻めてきたー!!」
(子供に見つかった。
頼む、報告しないで…)
「村長さーん」
ダダダダダダダ
(報告しないで)~
アラバの心の叫びも届かず、村長に報告された。
そして村に到着。
「紅蓮、戻ってきたな。
で、隣に居るのは何だ?」
紅蓮を迎える村長。そして隣に居るものに気がつく。
「あぁ、これが巨大なモンスターです。」
「どうも。創造龍のアラバです。」
人間の言葉でかるーく自己紹介するアラバ。
「人間の言葉が喋れるんだな。にしても大人しいな。」
村長はこんな大きなモンスターがこんなに大人しいことが不思議でたまらなかった。
「暴れてもいいですか?」
前言撤回!! [大人しい]
「ところで、何故紅蓮はこのモンスターを連れてきたんじゃ?」
村長の質問に紅蓮が答える。
「あぁ、それはですね、アラバが最近見るシャギの事について話があるそうです。」
「で、その話とは?」
村長の言葉に説明を始めるアラバ。
「最近この付近で見かけるシャギなんですけど、俺の子分なんですよ。
なので、子分達にも村人達に迷惑をかけないように言っておきますので、あなた方もジャギィ達を殺したりしないでいただきますか?」
「お主はこんな事をしてなんのつもりじゃ?」
「いや、何も企んでいませんよ?それに、俺はただ自由に動いているだけですよ。」
「ところで、もしわしらがこの約束を聞き入れなかった場合、お主はどうするつもりじゃ?」
「この村を潰させていただきます。」
アラバが更なる重圧を村長にかける。
「良かろう。」
今ここにモンスターと人間の同盟?が組まれた。




