第13話 荒れたナガワ村
「さて、凍り付いた火山について村長に報告してくる。」
紅蓮は村長を捜しに行った。
「村長は何処に要るんだか。」
紅蓮は、まずいつも村長が座っている場所に行った。
しかしここには居なかった。
次に入り口にいってみたが、そこにも居なかった。
そして村中を捜したが、見つからない。
「残る場所は、コネハ温泉か。」
紅蓮がコネハ温泉に入ると笑い声が聞こえた。
そこには温泉に浸かっているアラバと村長がいた。
「おっ、紅蓮何処に行ってたんだ?
あと、温泉ってサイコーだな。
疲れがどんどんとれて体が楽だな。」
「そうですね。昨日の嵐で建物が飛ばされたり、食べ物が流されたりして、大変でしたから。
たまにはこういった休憩するのも良いですね。」
温泉に入っている村長とアラバ。
あの短時間で仲良くなる村長も村長だけど、何故アラバは人とすぐなじめるのだろうか。
「村長。」
めんどくせぇオーラを漂わせながら紅蓮が呼び掛ける。
「火山が凍り付いていました。」
「そうですか。あなたも温泉に入りませんか?
いい湯ですよ。」
「いや、結構です。」
紅蓮が温泉を出ようとした。
そう。
かっこよく、華麗に、立ち去ろうと。
「紅蓮。ちょっと待ってください。」
華麗に退場できなかった。
「貴方にぴったりの依頼が来てました。」




