緑見えず
まだまだ
冬の様相である
落葉樹の新芽も固く
新しい葉の展開は
4月以降だろうか
殺風景な姿が
未だに
延々と見えて来るだけである
夜中の猫たちの
鳴き声も
収まりつつあるなぁ
冬と春との境目が
一番キライだなぁ
寒い方向へと
引っ張られ放しの具合でもある
なにより
日向ぼっこの日が
まるで無い
サッシの余白に座りながら
暖を取ることさえ
皆無でもあるなぁ
例えば
猫たちでも居れば
膝の上に載せて
ゴロゴロと鳴く
猫たちの温もりを
感じられるのに
それさえ無いんだなぁ
虚しい
虚しい
空虚の世界だなぁと
強く
強く
感じているなぁ
結局は
一人ぼっちであり
有限が迫る中でも
温かみは
得れずに
終わりを
告げて行くのだろうかと感じる
幸いにも
気力だけは
残存しているから
闘えるところまでは
闘うつもりである