みんなといっしょがいいかずくん
ぼくは、くまのぬいぐるみのくー。かずくんのぬいぐるみなんだ。
かずくんがびょういんでうまれて、おうちにかえってくるときに、ぼくもいっしょにかえってきたんだ。
かずくんは、ボールであそぶのがだいすきなおとこのこ。ぼくのこともたまにあそんでくれたけど、ぼくはいつもリビングにかざってあるんだ。
かずくんがぼくをゆびさして、「くー」っていったひから、ぼくのなまえはくーになったんだ。
かずくんは、とってもがんばりやさん。
かずくんがあかちゃんのころ、いつもはおかあさんのおっぱいをのんでいたかずくんが、はじめてミルクっていうのをのんだら、からだぢゅうがまっかになって、ぼこぼこになったんだ。いっぱいげーってして、ごほごほせきこみながら、きゅうきゅうしゃっていうものにのって、びょういんにはこばれていったんだ。
かずくんのママもパパもぼくもみんな、かずくんがしんじゃうんじゃないかってたくさんしんぱいしたよ。
かずくんはアレルギーっていうのがあったんだ。
アレルギーっていうのは、げんいんがまだわからないんだって。でも、かふんしょうっていうのもなかまらしい。
おおきくなるにつれて、たくさんのアレルギーがわかったかずくん。
ママは、かずくんのためだけのおさらやほうちょう、まないた、おなべをいろいろよういして、パパは、おくすりをまいにちぬったりのませたりして、たくさんおほんをよんでべんきょうしていたよ。
「ぼくもみんなとおなじごはんがたべたいよ!」「ぼくだけちがうのずるいっていわれるんだ!」「なんでぼくはごはんづくりにさんかできないの!」となきながらおこっていたかずくん。
ママも「ごめんね、みんなとおなじにうんであげられなくて」とあやまりながら、いっしょうけんめい、みんなとおなじごはんににたおべんとうをつくっていたんだ。
かずくんは、「おくちのなかがいたい」とたまにいいながら、「これおいしくない」となきながら、おいしゃさんのいうとおりに、アレルギーのあるごはんを、すこしずつまいにちまいにちたべるれんしゅうをして、すこしずつたべるりょうがふえていったよ。
もしも、まちがえてたくさんたべたり、からだについてしまうとかずくんは、またげーをたくさんしてごほんごほんしてくるしみながらしんでしまうんだって。
かずくんは、もしもまちがえてたべてしまったときのために、エピペンっていうなまえのちゅうしゃをじぶんにうつれんしゅうもママとしていたよ。
とってもこわそうで、ぼくもおもわず「かずくんがんばれ!」ってさけんでうごいてしまいそうだった。
かずくんもママもたくさんくるしみながら、おおきくなって、かずくんはアレルギーをこくふくしていったんだ。
かずくんはだいすきなボールをつかうサッカーせんしゅというのになって、きょう、はじめてのしあいがテレビでほうそうされるんだって。ママとパパがよろこんで、はじまるのをまっているよ。
やっぱり、かずくんは、とってもがんばりやさんなんだ。サッカーのれんしゅうもまいにちまいにちがんばっていたんだよ。
きみのおともだちにもアレルギーっていうのがあるこがいるかな?そのおともだちは、とってもがんばっているんだね。みんなとちがうおべんとうだったり、みんなとおなじぎょうじにでられなかったりするから、おともだちはとってもかなしいんだ。だからといって、なかまはずれにしないであげてね。かずくんみたいにかなしむこが、ひとりでもへりますように。
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