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母と娘

※※※注意※※※

現代では差別となる表現が作中にありますが、これは作品の世界観だけであり、現実世界の差別等を助長させたり、支持をしている訳ではありません。







 娘、コルデが陛下に見初(みそ)められたのは、新年の挨拶会の時でした。貴族として初めて挨拶する娘の姿が初々(ういうい)しいからか、見た目が好みだったのか、理由は知りませんが。


 夫は結婚して以来、不正により得たお金で爵位を買ったりして、その狼藉(ろうぜき)は酷くなりました。夫が子爵家の娘であった私と結婚をしたのは、貴族社会への憧れと、縁続きとなる家が欲しかったからでしょう。


 息子のティーゴは、その性格が夫によく似てしまい、恥ずかしい話ですが、使用人に対し王様のように偉ぶる大人になりました。

 娘は甘やかされ、まるで一人、夢の世界に住んでいるような人間になりました。


 このままでは良くない。末端とはいえ貴族になったのだし、子ども達へふさわしい教育を施すよう、夫へ何度も忠告をしましたが、ことごとく無視をされました。

 貴族でありながら、貴族としての挨拶さえまともに出来ないままでは、夫の望むような縁談が結ばれることはないのに……。そう思っていたのに、陛下は夢の世界に住んでいる、ふわふわとした娘を気に入ったのです。


 やがて最悪なことが起きました。

 貞操(ていそう)観念が欠如(けつじょ)した娘は、未婚なまま陛下に体を許したのです。


 確かにコルデは陛下に呼ばれ、頻繁(ひんぱん)に城へ通っていました。夕食までには帰宅していたので、安心していたのです。ですから妊娠したと聞かされた時は、卒倒する所でした。ただでさえ陛下のせいで、婚期を逃したというのに……。

 貞操観念が欠如しているということは、人によって、娘を商売女として認識するというのに……。それなのに夫は、娘の妊娠を喜びました。


 貞操観念について泣きたくなりましたが、一方、お腹に宿った子どもについては心配していませんでした。なにしろ陛下は女好きと有名で、多くの民へは表沙汰にはされていない子が何人も、城に引き取られていると知っていたからです。

 産まれてくる孫の成長を、間近で見守れないことは寂しいですが、仕方ありません。


 出産後、娘とは今後についてしっかり話し合おうと決めました。

 こうなった以上、陛下の下賜(かし)という形でも構いません。とにかく、安心できる男性と結婚してくれれば……。


 隣国、ラコーレ国の王子一行が留学されてきた時は、本気でその一行のどなたかと恋に落ちてくれないかと願ったものです。馬鹿な考えですが、それほど陛下と娘の関係に私にとって、頭の痛い問題でした。


 コルデの妊娠が発覚する前、夫がティーゴの縁談が決まったと栄冠(えいかん)を得たように、機嫌よく帰宅しました。

 相手は外国に本店がある、世界的ブランドの支店の一つ。この国、唯一の支店を任されている方のお嬢さんでした。夫の性格上、あちらの家と縁を結びたいのは分かりますが、その逆については思い当たることはありません。コルデが陛下に気に入られている、それくらいでしょうか。


 相手側がどんな下心を抱えているか分からず、ティーゴは愛のない結婚をしました。


 お嬢さん、サラさんは父親を手伝うため、上流階級の方々を客筋に相手をしていただけあり、立ち居振る舞い、全てが貴族のような。それも格式の高い家に近いものがありました。

 サラさんは夫である息子とより、考えの近い私と仲を深めました。母親を幼くして亡くされたと聞いているので、母親という存在に憧れを抱いていたのかもしれません。


 私は彼女と、この先良いことはないであろうコルデを比べることが増えました。

 そうして考えている内に、サラも間違いなく、私の子どもと呼べる存在となりました。


 そしてコルデの妊娠が発覚し、しばらくして、また娘たちにより腰が抜けました。

 なんと産んだ子を城へ渡さず、自分で育てるとコルデが言い出し、陛下もそれを了承されたのですから。一体どれだけ私を驚かせれば、気がすむのでしょう。


 もちろん猛反対しました。娘は甘やかされ育ち、大人になりきれていません。いくら私が手を貸しても、限度があります。子どもが子どもを育てることになると危惧きぐしたからこその、反対でした。

 妊娠は不本意ですが、宿った血筋は尊いもの。(しか)るべき場所で育てるべきだと、サラさんも同意でした。しかし夫と息子は、コルデと陛下に味方しました。


 出産はさすがに城内で行われました。数日経ち、コルデは孫娘、リダを連れて帰宅しました。


 しかし結局はリダの入浴、着替えは当然使用人が行い、コルデは母乳を与えるだけ。夜に目を覚まし泣いても、離れた部屋で眠る娘は知らず気にもしない。

 特に排泄物等の処理を嫌がりました。そんな汚いものには触りたくないし、見たくもないと。よだれのついた手で、触られることも嫌がりました。


 この子は、リダを愛しているのだろうか。


 自分の価値観と異なる母としての姿に、疑問を抱くほどでした。そしてそれは、ピカロに対しても変わりませんでした。

 二人ともある程度成長した頃、なにか気持ちに変化があったのでしょうか。ようやくコルデは、子ども達の相手をするようになりました。しかしその姿は、人形やペットを可愛がっている様でもありました。


 不思議だったのは、また毎日のように孫と一緒に城へ通っていましたが、その滞在中、孫をどうしているかということです。気になり一度付き添った所、滞在時は城に勤める方々が世話をしていました。


 子どもの成長は早い。やはりコルデに子育ては無理だと思いつつ、陛下の御子だからこそ、幼い内から相応の教育を施すべきだと、何度も注意しました。しかし返ってくるのは、子どものような言い訳ばかり。

 やれ、やる気が削がれた。やれ、考えているのに信用していないのか、等々。

 正直本人には言えませんでしたが、長年母としてコルデを見てきました。だからこそ、信じることはできなく、ピカロの妊娠を聞かされた時は、諦念(ていねん)の域に達していました。


 そして両親、祖父に甘やかされた孫たちは、モンスターと化しました。尊い血は振りかざし、私欲に使うべきではありません。それなのにコルデは振りかざすよう、孫たちに言い聞かせ続けたのです。


 コルデは自ら読み書き、最低限の計算や地理を教えて満足していますが、そもそも本人が勉強を不得意としているし、そのせいからか、理解していないのです。

 きっと自身の子ども時代。まだ男爵でなかった頃を基準とし、物事を考えているのでしょう。陛下の子として学ぶ内容は段違いで、質は高度を要求される。他にもダンスや各作法等々、多岐にわたるというのに。


「コルデ、王族がなにを学んでいるのが、きちんと理解しているの?」


 注意すれば、自分を馬鹿にするのかと、子どものようなかんしゃくを起こしました。


 孫たちの暴走を止められず、二人は各所で非礼を働き、どれだけの方々に詫びたことか。皆様口では許して下さいましたが、その目が本心を雄弁(ゆうべん)に語っていました。


 ある日、夫たちが本気で王妃暗殺の計画を始めたので、サラさんに道連れになる必要はない、逃げなさいと言いました。しかし彼女は頷きませんでした。

 離婚することを恥だと思っているのかと考えましたが、違っていました。

 彼女は、母と呼べる私を一人残すことはできないと、そう言ったのです。それがどんなに嬉しかったことか……。私たちに血の繋がりはありません。でも間違いなく、『母娘(おやこ)』なのです。


 だからこそ尚更です。母として、子を守らなくては。


 泣きながら説得しました。このままでは実父君も、弟君も危険だと。火の粉がふりかかる前に、この国から出て行きなさい。生きてほしい。

 それでも娘は頑固でした。

 仕方なく秘密裏に実父君とお会いし、状況を伝え、二人がかりでようやく頷かせることに成功しました。


 ティーゴはサラさんを好いていなかったので、あっさり離婚は成立しました。そして支店撤退とともに、娘たちは母国へと帰りました。

 実父君は国を去る前、口外しないと約束してくれました。彼は家族だけではなく、従業員を抱え、守る対象が多い方。そして、サラという子を守る私たちは仲間です。信用することにしました。


 娘と会えなくなり、寂しくないと言えば嘘になります。でもこれ以上、危険な領域に入らず幸せになってほしいことが、私の望み。二度と会うことはないでしょうから、幸せを祈るばかりです。


 しばらくし、息子は二度目の結婚をしました。

 今度の相手は、夫の友人の娘であるリフィさんでした。リフィさんは夫たちに性格が相似(そうじ)していました。さらには実家。つまり夫の友人を含め、王妃暗殺計画に賛同していたのです。むしろ彼女は、積極的でした。

 彼女が加わったことにより計画は進み、イオンさんという王妃様の毒見役を脅し、見事、仲間に引き入れたのです。


 罪のない猫を二匹も殺し……。夫たちは悪事の道を……。下り坂を転がり、止まらぬ石のように進みますが、天は見ていました。毒を盛っていたことが発覚し、イオンさんは首をはねられ、我が家の裏庭へその頭だけを投げ入れられたのです。

 イオンさんだけではありません。息子は両目を潰され帰宅し、一緒に出かけていたリフィさんは行方知らずになりました。


 王妃様が倒れたと聞いてから恐れていたことが、ついに現実となりました。


 コルデは脅え、陛下に助けを求めました。結果、娘と孫二人はラコーレ国で(かくま)われることになりました。コルデにも非はありますが、これで三人は安全だろうと、胸をなで下ろしました。

 一方で息子は視界を失っただけでなく、父親から見捨てられもしました。


 夫が「アイツはもう使えないな」と言った時、その視界が血で染まりました。自分が悪行に巻きこんでいながら……! 己の子を駒としてしか扱わず、捨てるとは……! これほど夫を……。ええ、憎んでも余りあるとは、まさにこの時の私でした。


 ティーゴ自身を止められなかった償いは母として、共に背負う覚悟はできていました。それなのに、この人は……! 誰のせいでこうなったと……!

 夫の首を絞めてやりたいほどでした。


 けれど計画を止められなかった時点で、私も夫たちと同じ罪人。裁くのは罪人同士ではありません。裁くべきは、罪人以外でなければなりません。


 コルデがラコーレ国へ向かってから、ようやくリフィさんの居場所をつかみました。彼女は、自身を売る店に売られていました。

 リフィさんは己を高額で買った店に対し、借金を持っている状態でした。店で働き給金を得ますが、天引きされ借金を返済していました。とは言っても給金が低賃金、すずめの涙ほどの額です。どれだけ働いても、簡単に返済することはできません。

 それを知った夫とリフィさんの実家は、彼女を見捨てました。大金を払い買い戻しても、扱いに困ると言って……。


 リフィさんについては、子ども達に伏せることにしました。教えた所で、夫と生家から見捨てられたのです。ティーゴが望んでも、買い戻しませんから……。

 同じ女として同情はしましたが、彼女も罪人。これが受けるべき罰なのでしょう。


 そして王妃様が亡くなりました。


 王妃様はこの国では珍しく火葬され、亡骸(なきがら)と直接別れられたのは、限られた一部の方だけでした。それから陛下は日を置かずして、娘たちを迎えにラコーレ国へ向かわれました。


 なぜか夫は陛下が留守にされている城へ、毎日通うようになりました。普通の男性相手なら、娘の帰国をいの一番に迎えたいのだと思いますが、あの夫です。それはあり得ません。

 城内で仕事に就いている訳でもないのにと、(いぶか)しく思いながら、毎日見送っていました。

 毎日城での出来事を自慢そうに語る内容から、主不在の最中、まるで自分こそが城の主人のように振る舞っているのだと知りました。


 なんと愚昧(ぐまい)な人でしょう。

 このままコルデが陛下と結婚すれば、彼女は王妃という地位を手に入れます。しかし夫の爵位が上がるという話は、出ていません。つまり夫は、ただの男爵のままです。娘の七光り……。しかも予定の話で、なにを偉くなった気でいるのでしょうか。


 コルデたちが帰国すると、また賑やかな日々に戻りました。


 孫たちはあいかわらず。今日もまた城で迷惑をかけているのだと思っていると、ある日、孫たちが不満そうに頬を膨らませて帰ってきました。城内の多くの部屋に鍵をかけられ、自由に出入りできなくなったそうです。

 急ぎの場合もあるため、一々鍵の開閉を行わないよう、室内に人がいる場合は、鍵が開けられたままのはずです。そのため、部屋の出入りを管理する警備兵がいるのですから。


 なにかが城で起きている?


 疑問は答えが出ないまま、陛下は娘との結婚を国民に向け発表されました。これにより声なき声が、視線という形で私たちにも向けられました。どちらかといえば否定的な目が多かったのですが、私にはどうすることもできないので、心の中で詫びるだけでした。


 さらに頭を痛める要因となったのは、金銭問題です。

 娘が国王と結婚するのです。式に参列する私たち夫婦も、服を新調する必要があります。他にも馬車の手配に小物の数々。その額を想像するだけで、足りないと叫びたくなります。


 娘と孫たちの衣装については、陛下が負担すると言われたので、今夏は素直にその言葉に甘えることにしました。

 夫は不正で金を得ましたが、残額はあるのか知りません。表向きの帳簿を見つめ、嘆息(たんそく)をもらします。国内外から多くの招待客が来られるのですから、恥をかかない服を選ばなくては……。そのお金を、どう捻出すべきか……。


「陛下にお願いしたの。一生の思い出だから、あのブランドにドレスをお願いしたいと」


 無邪気にコルデは言いますが、サラを巻きこみたくないので、断ってくれることを願いました。結果、式まで日数が足りないので断られ、安堵しました。


 私たちはどこで服を新調すべきか。悩みつつ店を渡り歩いていた所、見知らぬ男性に声をかけられました。それがサラ直筆の手紙を持った、トゥロ様でした。


「コルデ嬢が結婚されると聞き、祝いの品を贈りたいと言われ、使わされました」


 祝いの品というのは、私たち夫婦の服でした。採寸を控えていたのでしょうか。手直しも不要なほど、体に合っていました。布地は上質、デザインもシンプル且つ鮮麗(せんれい)なもの。まさに火の打ち所がない一級品で、見事なものでした。


 夫には名を伏せ、王妃の両親となる私たちへの贈り物だと伝えれば、ご満悦で袖を通しました。

 私は嬉しくもあり、悔しくもありました。あの子を遠ざけたはずなのに、係わらせてしまったと。

 あの子も生きて幸せになってほしい、私の願いを知っていながら、なぜ……。


「コルデ嬢には陛下自身がご用意されるはずなので、出しゃばれないと。せめてリダ殿とピカロ殿には、これをと預かっております」


 トゥロ様から渡されたのは、リボンとネクタイでした。

 二人のことまで……。感慨にふけりつつ手にし、違和感に気がつきました。


 私のドレスと、生地の手触りが違う?


 跳ねたように顔を上げると、トゥロ様は微笑みました。黙っているように。そんな意味を含めている笑みでした。

 改めて確認すると、私のドレス以外、あのブランドのマークがどこにもありません。似たマークはありますが、あのブランドの印ではありません。女性向けを扱っているブランドのため、夫はマークに気がつきません。

 これでは見る人が見れば、偽物と分かります。でもマークは人目につきにくい場所に。なぜあの子は、このような……。


「ティーゴ様は参列が困難でしょうから、ご用意せず申し訳ないとも、伝言を預かっております」


 トゥロ様に言われ、ますます混乱しました。なぜあの子は、ティーゴの状態を知っているのかと。どこから、どうして、私たち一家を見張っているのかと。


 トゥロ様は仕入れた品を販売するため、しばらくこの国に滞在すると言いました。

 会話上手であり顔も良い彼は、あっという間に人脈を築きました。また多くの婦女子が品を求める体で彼を招き、会話を楽しまれました。今ではまるで、もとからこの国の住人のように人気者です。

 そんな彼から言われました。

 結婚式で騒ぎが発生したら、会場を抜け出すように。馬車を停めている場所で待っていると。それがサラの伝言でもあると。


 そして晩さん会の途中、リュイゼの姫が突然登場した時、トゥロ様が言われていたのはこれだと震えました。なぜサラはリュイゼの姫についてまで把握を? 一体あの子は裏で、なにをしているの?


 ルビーの真偽(しんぎ)でさらに会場は騒然となり、コルデは泣き叫び、孫たちが暴れ始めました。

 コルデに付き添うべきでしょうが、あの子は王妃になり、これから幾度と困難に立ち向かう椅子に座ったのです。本来、このような場を鎮める立場となったことを、理解させる必要もあります。


 ……いえ、サラの真意を知りたいという思いがこの時、確かにありました。


 早足で庭に出ると、急いで場所の停められている場所へ向かいます。待っていたトゥロ様に、一台の馬車の中に案内されました。


「お母様、お久しぶりです」


 予感はありました。それもあってか、暗い中、声だけで分かりました。馬車の中で私を待っていたのは、サラだと。

 再会に喜び抱きしめあうと、あの子は言います。


「お母様なら、お分かりのはずです。間もなくこの国は混乱に陥り、最悪、王妃の血族というだけで命を奪われかねません。お母様、このまま私と国を出ましょう」


 全ての疑問が晴れました。

 この子は、私を助けるために情報を集め、トゥロ様を使いとして送り……。そう、全て私一人のために……。

 嬉しくて涙が出そうでした。

 しかし娘の出した手を、払いました。

 コルデも私の娘。味方、というのは違います。ただ母として、同じ罪人として、最期まで付き添う覚悟はとうに出来ているのです。これが私の責任の取り方なのです。


「私は……。また、母を失うのですね……」


 伝えれば、はらはらと泣く子を、謝りながら抱くしかできませんでした。

 私は子ども達を守りたかった。けれどティーゴは守れず、コルデも破滅の道を歩み……。残るはこの子だけ。せめてこの子だけは、守りたい。だから手を払うしかなかったのです。


 トゥロ様に礼を伝え会場へ戻る間、サラの最後の言葉が繰り返されます。


「ブランドの顧客の多くが、世界中の上流階級の方々です。皆様から教えて頂きました。亡き王妃様は、世界中に種を蒔かれたと。そう、この国が生まれ変わるように」


 戻ればその言葉を裏付けるような、酷い会場の有り様でした。


 ……王妃様、種は芽を出されました。その芽が成長した時が、私たちの最期なのでしょう。知っても私は逃げません。最期まで近くに暮らす子と共に生き、離れて暮らす子の幸せを願いながら。

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シリ ーズ1作目、2作目は以下、リンク貼ります。

1作目
別れと旅立ち

2作目
敗北の王妃の願い
― 新着の感想 ―
[一言] 男爵の元嫁、王妃派の視点から見たら例のブランドを隠れ蓑に行動する他国の工作員そのものですね。 立場的にも状況的にも王妃ないしその親派に密告できたにも関わらずそれをせずにブランドもろとも脱出。…
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