表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

クズ勇者生き返る


  『取り戻して下さい。あるべき世界を』





 その言葉が聞こえた瞬間、ネトリは目を覚まし身体を起こした。


「あっ?生きてるのか…何でだ」


ネトリは視線を下アルに貫かれた胸を見ると、まるでの出来事が幻だったのではないかと思うほど完璧に塞がっている。一瞬あの出来事が夢か何かだったのではないかと考えたが、あの痛み、あの怒りは紛い物では無いと頭が訴えてくるのでネトリはあれが夢だとは思えなかった。


(アルの野朗絶対にぶっ殺してやる!だが、今のままじゃ勝てねぇな。あぁっ、クソが。腹立つぜマジで。)


「…ケホッ、ケホッ、ていうかここ埃クセェな。何処だよここ?スラムの頃住んでた家よりも汚ねえ。『聖域(サンクチュアリ)』はっ?」


ネトリは怒りの形相を浮かべていたが、埃が口に入ったことで咳が出た。そこで部屋中が埃っぽいことに気づいたネトリは肺や胸、魔法を使って綺麗にしようとしたのだが、予想外のことが起こり唖然とする。

自身の周囲一メルくらいを聖域化するつもりで魔法を唱えたのだが、実際に聖域化された範囲は体感で周囲一メルどころではなくネトリが起きた縦横50メルくらいの大広間全体を聖域化し埃やカビ、などの害となるものを大量の光の粒へと変換したのだ。


「俺、魔力全然使ってないのにこんな馬鹿広い場所を聖域化出来るようになってやがる。どういうことだ?『鑑定(アナライズ)』」


自身の現状を把握すべく鑑定魔法を発動し自身のステータスを確認するネトリ。

その結果を見てネトリは口元をニヤリと歪めた。


(これなら、アイツを余裕でぶち殺せるかもしれねぇな)


ネトリ


職業 勇者(ブレイバー)


性別 男


レベル 101


筋力 100000000

速力 100000000

耐久力 100000000

魔力 100000000

精神力100000000


スキル 

女神の加護、聖剣召喚、聖魔法、身体強化、剣術、不屈、火事場の力、限界突破、火魔法、水魔法、風魔法、氷魔法、音魔法、体術、空中跳躍、隠密、女神の寵愛



スキル効果 女神の寵愛

ステータスを1000倍にし、他スキル効果倍増。一度だけ蘇生。

女神に愛されたもののみ授けられる。


「何で貰えたか分からないが、これでアルの野朗をぶっ殺すチャンスが生まれた。感謝するぜ。この力があればククッ。アイツの大切な物をぶち壊せる」








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ