日常7
注射剤の中にいた赤い液体が一滴も残らずに、全部徳永礼慈の身体へ流れていた数秒後、徳永礼慈は彼の身体が燃やされているのを感じました。
「た、た、助けて!!!熱い!熱い!熱い!!!」
地面の上に横になっていた徳永礼慈は彼の服を脱ぎながら大声で叫び出しました。
「君が苦しんでいるのをわかっている!でもこれは仕方ないことだ、礼慈!今の君は歯を食いしばって、耐えるしかない!」
「もう!!!もう無理いぃぃ!!!」
これ以上の苦しみを耐えられなかった徳永礼慈は再び大声で叫んだ後、気絶しました。
そして徳永礼慈が気絶をした数秒後、彼の意識の世界に真赤な神々しい鳥が現れました。
「これはなんという綺麗な鳥だ。。。」
真赤な鳥の神々しい姿を見た徳永礼慈はすぐに見惚れていました。そしてその次の瞬間に、徳永礼慈は前へ歩き出して、自分の両手でその鳥を触ろうとしました。
徳永礼慈が前へ歩き出している同時に、鳥は彼の翼を振って、徳永礼慈の方へ移動しました。そして徳永礼慈や鳥がお互いの目の前に着いた時、徳永礼慈は己の両手で鳥を触って、融合が始めました。
徳永礼慈や鳥の融合が進んでいる時、現実世界の徳永礼慈の身体は真赤な炎に纏われました。そして融合が終わった時、徳永礼慈の身体は鳥の神々しい姿に変わって、目を覚ましました。
「よしっ!何もかもうまく行ったようだなぁ!後のことは頼んだぞ、礼慈!」
今の徳永礼慈の神々しい姿を見ている榊原栄生はすごく感動して、嬉しかった。
徳永礼慈は榊原栄生の声をはっきりと聞こえましたが、彼は返事をせず、己の翼を強く振って、バッファの居場所へ向かえ始めた。
「待っていろ、バッファ!これ以上の破壊は絶対にさせない!」
周りを見渡して、駅の中の被害を確認した徳永礼慈は怒りを覚えました。そしてその一方、榊原栄生や徳永礼慈を探すのを諦めたバッファは全身全霊で駅の中にある物を壊し始めた。
「いい顔をしているよう、オマエ達!先に言っておくが、僕を恨まないでね!僕は全然悪くない、HOーOHを隠していたあの二人が悪いんだ!」
バッファは目の前にいる数人の生存者を見渡しながら言いました。
駅が無茶苦茶にされたのを知り、バッファは絶望的の力を持っているのを知り、バッファの目に前にいる生存者達は全員泣くことしかできませんでした。
「あの二人が最初からHOーOHを僕に渡せば、僕はこれほどの破壊をしなかった!全部あの二人のせいだ、あの二人のせいでオマエ達に最悪の1日が訪れた!恨みたいなら、あの二人を恨め!」
バッファは大声で叫び出した後、生存者の中の一人、円満の体型を持ち中年の男性を噛んで、投げ飛ばしました。
「結構遠くへ飛んだなぁ、あのおっさん!今度はオマエだ、女!」
中年の男性を遠くへ投げ飛ばしたことに、バッファは相当自慢をしていました。そしてその次の瞬間に、バッファは今度、30歳ほどの妊婦を狙いました。
「い、い、嫌!!!私を助けて!!!」
「どう叫んでも無駄だよ、女!誰もオマエを助けない!これがオマエの最後だ、素直に受け入れろ!」
笑顔をしているバッファは妊婦に返事をした後、口を大きく開いて、妊婦を噛もうとしました。そしてその時、徳永礼慈はバッファの頭を狙って、両足で強く攻撃しました。
「いい加減にしろ、このクズ野郎!!!」