日常3
赤色箱を抱きながら、榊原栄生を背負って二十分ほど歩いた後、徳永礼慈や榊原栄生はついに目的地の池袋駅の西口の前に着きました。
「はあ、はあ。。。目的地に到着しましたよ、じいさん!俺達はこのまま駅の中へ入りましょうか?」
目的地の池袋駅に着きましたが、徳永礼慈は傷ついた榊原栄生を地面の上に下さずに、次のすべきことを優しく聴きました。
徳永礼慈が自分が想像をした以上に優しい心を持っているのを知った時、榊原栄生は非常にショックを受けました。
「これは想像外でした!こいつ、まだ俺のために何かをしたいのかっ!?他人のために全力を尽くす、優しい心を持っている人間が本当に存在するとは思っていなかった!こいつ、HOーOHを受け継ぐ資格がある!」
榊原栄生は徳永礼慈にHOーOHについて話そうと思っていましたが、いろいろ考えていたた結果、徳永礼慈を危険に巻き込みたくないため、榊原栄生は結局話さなかった。
「礼慈、君はもう何もしなくてもいい!君が俺をここまで背負ってくれたことに、非常に感謝をしている!この恩、俺はいつか倍にして返します!」
「返さなくてもいいんですよ、じいさん!俺はただ、自分にできることをしただけです!俺が一緒に駅へ行く必要がないなら、今からじいさんを下ろしますね!」
徳永礼慈は榊原栄生に返事をした後、先に抱いている赤色箱を地面の上に置きました。そしてその後、徳永礼慈が榊原栄生を地面の上に下ろした時、彼がズボンの中へ入っていた真赤な羽は突然に地面の上に落ちました。
「。。。ねえ礼慈、この羽君はどこで拾ったの?」榊原栄生は徳永礼慈に聴きながら落ちた真赤な羽を持ち上げました。
「俺はこの羽を拾ったことがないんですよ、じいさん!俺が目を覚ました時、この羽はすでに俺の身体の上に落ちたんです!じいさん、その羽のことを知っているんですか?」
羽を凝視している榊原栄生は当然その正体を知っている。
「これは間違いない、HOーOHの羽だ!礼慈が正確に俺が落下した場所へ行けること、それに彼の身体に落ちたこの羽、この二つのことが偶然だとは考えにくい
。。。」
数秒間沈黙をした後、HOーOHが徳永礼慈を選んだのを推測した榊原栄生は彼に真実を話そうとしました。
しかし榊原栄生が声を出そうとした時、徳永礼慈や榊原栄生の後ろに突然身長190センチの男が立っていました。
「ねえ、そこの二人!ちょっとオマエ達に聴きたいことがある!」
「お、俺達のこと、ですか?」徳永礼慈は周りを見渡しながら返事をしました。
「そう!オマエ達を呼んでいる!とても突然ですが、オマエが手に持っているそれ、僕に見せてもらえる?」
後ろに立っている男がHOーOHを狙っている可能性が非常に高いため、榊原栄生はその場を離れることを選びました。
「礼慈!あいつに構うな!俺を連れて、駅の中へ走れ!」
「了、了解です!」
何が起きているのがわかっていませんが、徳永礼慈は榊原栄生の言う通りに、赤色箱を抱いて、榊原栄生を背負って、駅の中へ走り出しました。
そして徳永礼慈が一生懸命駅の中へ走り出した時、男は服の中から銀色の鋭いナイフを取り出しました。
「あ、あれはリンカー!?」
頭を後ろの方へ向いて、男が鋭いナイフを取り出したのを知った時、榊原栄生は大声で叫び出しました。
「リンカー!じいさん、オマエはこれがリンカーであることが知っているんですね!やっぱりその箱の中にいるのがHOーOH!そしてそれがわかった以上、僕は力で奪うのみ!」男は大声で叫び出した後、鋭いナイフを自分の心臓の方へ刺しました。
大量の血が出されて、周りにいる人々が叫び出した時、男の身体は突然に発光しました。そしてその次の瞬間に、徳永礼慈、榊原栄生それに駅にいるすべての人々は非常に大きな牛の鳴き声を聴こえました。