日常12
気絶をしたバッファが倒れた数分後、翼を振って瓦礫の上に飛んでいた徳永礼慈はついに榊原栄生がいる女性トイレの前に着きました。
「はああぁ、はあぁ。。。やっと、やっと俺はここに戻った!後はトイレの中にいるじいさんや他の皆をここから外へ連れて行くだけ!」
女性トイレの前に着いた途端、徳永礼慈は言いながら己の右足でドアを開こうとしました。
ドアを開いて、すぐにトイレの中にいる人達を速やかに外へ連れて行こうと徳永礼慈はそうしたかったが、徳永礼慈の右足がドアを触った時、徳永礼慈は強烈な疲労を感じました。
「後。。。後少しだけなのに。。。頼む、頼む、耐えてくれ!!!」
徳永礼慈は頑張って身体を動かそうとしていましたが、疲労のせいで徳永礼慈は何もできずに、人間の姿に戻って、女性トイレの前で倒れました。
「今日が君の初の戦いだったのに、よくぞあのバッファを倒してくれた!礼慈、君が俺のためにここまで頑張って戦ったおかげで、俺のすべきことは全部完成した!」
女性トイレのドアを開いた途端、榊原栄生は気絶している徳永礼慈に言いました。
「身体がとても細い男だが、君は本当に強い!HOーOHが君を選んだのは正解だった!俺は君が救おうとした人達を安全な場所へ移動させたんだから、後はゆっくり休んでくれ、礼慈!」
榊原栄生は笑顔をして言った後、徳永礼慈を背負ってその場を離れました。
翌日、8月3日の午前11時、疲労で一日以上眠っていた徳永礼慈はついに目を醒めました。
目を醒ました徳永礼慈が周りを軽く見た途端、彼はすごく驚きました。なぜなら今の彼は怪しいし、彼が行ったことがない場所にいました。
「こ、ここはどこ!?どうして俺がここに!?」
徳永礼慈は周りを見渡しながら思った疑問を声に出しました。
「ついに目醒めたのかっ、礼慈!ここは俺が作った基地、とても安全な場所だ!君には聞きたいことがたくさんあるのを知っていますが、まずは食事をしよう!今の君はお腹が空いているはずだ!」
榊原栄生は徳永礼慈の質問に返事をしながら洗った食器やグラスの皿などを大きなテーブルの上に優しく置きました。
そして榊原栄生が食器や皿などをテーブルの上に置いた途端、徳永礼慈の腹は思わずに鳴りました。
「。。。ここにある料理は全部じいさんが作ったんですか?」
徳永礼慈は彼の腹を触りながらテーブルの上にある食べ物を見渡しました。
「その質問に正直答えよう!俺は料理を作れない!ここにある食べ物は全部出前!礼慈、食べ物がまだ冷めていないうちに、早く食べなさい!」
「じいさん!俺を奢ってもらうのはすごくありがたいんですが、俺は食事をするより、まずは何が起こったのかを知りたいんだ!」
徳永礼慈は確かに腹がすごく空いているんですが、彼はすぐに食事するのが嫌だった。
「それは知っている!でも今は先に食事をするんだ、礼慈!HOーOHを使った君は既にたくさんの体力を消耗した、今の君は先に体力や栄養を補充するのが大事!まずは食え!全部食べたから、説明する!」
徳永礼慈は何が起きたのをすごく気になっていますが、空腹には勝てなかったため、徳永礼慈は言われた通りに先に食事をしました。
「ここにある食べ物は全部俺が厳選した料理なんだ!礼慈、残らずに全部食べてくれ!」
榊原栄生が徳永礼慈のために用意した料理は凄まじく美味しいのため、徳永礼慈はパクパクと食べていました。