神話級
最近RPGゲームの素晴らしさを知りました
俺は馬車の中でうとうとしていた
馬車の中でフィーユと談笑できるほど俺はコミュ力はない
「あ、あの、ソーマ様」
「何?」
フィーユから話しかけてきてくれた
正直気まずかったからありがたい
「ど、どうやったらそんなに強くなれるんですか?」
強い?
ああ、フィーユはあの男どもを倒したのは俺が強いからと思っているんだな
「俺は強くなんかないよ、むしろ弱い、ただ単に持っている武器が強すぎるだけ」
フィーユが目を白黒している
「そうなんですか?じゃああの<爆破魔法>はどうやって覚えたんですか?」
<爆破魔法>?
「エミッシュ、俺そんなの使ってないよ」
「え!じゃあどうやって亜人狩りたちを吹き飛ばしたんですか?」
「ああ、あれは持っている武器の爆発効果だよ」
またフィーユが目を白黒している
「あれほどの爆発を起こすのにすごい魔力必要だと思うんですけど、どのくらい魔力消費したんですか?」
「そんなに必要?多分5%位だと思うけど」
フィーユが何かとんでもない人にあったみたいな顔をしている
「ご、5%ですか?」
「うん」
「ソーマ様、ちょっと手を貸していただけますか?」
「?、いいけど」
フィーユに手を差し出した
そうするとフィーユの手を重ねてきた
少し、ドキドキした
「っ!、........ソーマ様の魔力量を今見ましたけど、普通より少し多いくらいです」
「そうなんだ」
「.......................すいません、爆発効果のある武器を見せてください」
「いいけど」
そういって俺はアポカリプスを見せた
「!?、こ、こ、これ神話級じゃないですか!!!」
「わかるんだ、<鑑定>持ってるの?」
「<鑑定>ぐらい持ってますよ、それより何ですかこの武器!!!神話級なんて御伽話の世界のものだと思ってましたのに!!、ど、どこで手に入れたんですか?」
フィーユが目を飛び出さんばかりに驚き、聞いてくる
「えーっと......」
どうしよう
ここで馬鹿正直に
(神様にもらいました!)
なんて言ったら大騒ぎだ
ここは無難に
「親切な偉い知り合いから貰い受けたんだ」
嘘は言っていない
「その知り合いさん何者ですか!!」
「それは言う事ができないな、まあ、めちゃくちゃ偉いとだけ言っておく」
あの神、仕事が会計の雑用神だけどな
「まあ、そうですよね、こんな武器持っているんですから簡単に名前なんて言っちゃダメですよね」
言ったところで雑用神だけどな
「ソーマ様は会った時からすごいと思ってましたけど、これほどとは」
「神話級ってそんなにすごいものだとは思わなかったよ」
まあ、かなりレア度が高いぐらいの認識だった
「すごいなんてもんじゃありませんよ!し、神話級なんてそれこそ御伽話か神話じゃないと出てこないんですよ!」
「ちなみに神話級ってレア度どれくらい?」
「一番上に決まっているじゃないですか!」
「レア度の階級俺知らないから教えてくれない?」
「まずさっき言ったように一番上が神話級、そこから下が順番に伝説級、逸話級、古代級、レア、アンコモン、コモンです」
「なるほど、一般的な武器はレア度どれくらい?」
「コモンです、凄い職人さんが作ればアンコモン、ギリギリレアくらいです、古代級や逸話級は国宝レベルですよ、なのにソーマ様は.......」
まじか
神話級がこんなに凄いものだと思わなかった
少しあの神を見直した
「俺その神話級の武器あと4つ持ってるんだよね」
「ふぇ?」
俺はその武器をフィーユに見せると
「................くきゅう」
フィーユが目を回して倒れた
俺は倒れたフィーユの解放で1日が終わった
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