出発
やっとヒロインを紹介することができます
「エミッシュ・フィーユです、王都までよろしくお願いしますソーマ様」
俺は領主に呼ばれて来たのだがそこの居たのはの美少女だった
フィーユと呼ばれる子は髪は銀髪で勿論、耳や尻尾も銀色だった
身長は165前後で清楚系の美少女だった
つい見惚れてしまった
あと、領主ってエミッシュって言うんだ
「?、どうしましたソーマ様?」
「い、いやなんでもない」
ここで君に見惚れていたんだ、なんて言えるほど俺はプレイボーイではない
「これが我が娘でございますソーマ様」
領主がそう言ってくる
今、見比べてみると、どうやったらこんな領主でこんな美少女が生まれるのだろうか
母がめちゃくちゃ美人で母の血が95%入ってんだったらまだわかる
そういえば領主の妻をまだ見ていない
「そういえばまだエミッシュさんの奥さんを見ていませんけど、どうしたんですか?」
俺が聞くとエミッシュ親子が顔を俯かせる
あれ?なんか聞いてはいけないことを聞いちゃった感じがする
「..........実は妻は病気でそのための薬を王都で買うつもりだったんです」
「フィーユを王都に行かせるついでに買ってくるつもりだったのか?」
「はい、王都でしか薬は売っていません」
「ちなみに聞いてみるけど薬を買える金を持っているのか?」
「ギリギリです、かなり高いので」
かなり高いのか
「いくらだ?」
「3000エルドです」
エルド?
「エルドってなんだ」
「知らないんですか?お金の単位ですよ」
とりあえずどんだけ高いか例えを出した
「100エルドで何ができる?」
「一週間は満足に暮らせます」
なるほど、その三十倍となれば大金だ
「なるほど、フィーユは薬を買うついでに王都を観光したいと」
「はい、薬を買ったら王都に来たならどうせなら観光したいと思いまして」
「エミッシュさんの奥さんに薬を届けなくていいのか?」
「フィーユの固有魔法で一回きた場所ならワープできるんですよ」
固有魔法なんてあるのか
「それで王都に着いたら薬を買って、それで一回村に帰ってきて薬を届けて、フィーユはそのまま王都へ戻って観光をするという流れです」
なるほど
「わかりました、いつ出発ですか?」
「明日の朝です、それまでに準備をしておいてください」
明日の朝か、まだ時間はあるな
「王都までどれくらいの時間がかかりますか?」
「約2日程度です」
「分かりました」
俺は明日の準備をするべく部屋に戻ることにした
〜※〜※〜※〜※〜※〜※
「では、我が娘をよろしくお願いします」
俺は朝1番に起こされ、馬車みたいのに乗せられ王都に行くことになった
領主に見送られ俺はこの村を出た
ちなみに馬車みたいな物を操縦しているのはフィーユだ
「............フィーユ頼みますよ、この村のために、頑張ってください」
「そしてソーマ様、道中お気をつけください」
そう言い、不敵に笑ったのを双馬は気付く事ができなかった
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