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神に勇者の監視者を命じられました  作者: ナマス
第一章   スタートライン
4/44

ことの結末

やっと村での戦いが終わります

 今の状況を説明すると

女の子にカッコつけて飛び出て、出てきた敵の数が予想以上に多くて焦ってます

この一文だけ見るとめっちゃカッコ悪いが、何も無策で出てきた訳ではない


 でも必ず成功する確証はない、が、成功すればお礼が待っている

それに、


「あんな顔、見たくないしな」

 

 何もあんな顔を見にきたわけではない

助けが来たと思って、笑顔を見せるならまだしも、あんな、絶望し切った顔を見にきたわけではない

頬にパチンと手を打ち


「よし、覚悟を決めろ風薙双馬、ここを乗り越えればご馳走が待ってるかもだぞ」


 最初の戦いに気合を入れ直し、目の前のボスに集中した



             〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜


 あの黒髪の人が村をこんなことにした親玉に行くと何やら話始めました

そして、親玉が何やら声を張り上げると

ぞろぞろ人が黒髪の人を囲うように出て来ました


 ジリジリと距離を詰められると黒髪の人は何を思ったのか親玉に向かって走り出しました

黒髪の人に向かって剣が振るわれました

誰もが死んだ、そう思った瞬間


 黒髪の人の腕に当たりガキンと、金属音がしたと思ったら親玉が真っ二つに切れていました

最初は何が起こったのか分かりませんでした


 手下たちが呆然としている中、黒髪の人は徐に手下たちに振り向き足元にサーベルを投げ付けました

地面に触れた瞬間、手下達の方向に向かって大きな爆発が起きました

その煙のなか私に向かってきて


「今、助けるから」


 彼は笑いながら言いました

何がなんだか分からない中

ただ一つ

私は、この人に救われたんだな。と

それだけ、理解出来ました



             〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜




 何とか勝ててよかった

ある程度確信に近いものだったけど失敗する確率はそこそこあった

それに、あんなカッコつけて負けたら羞恥心で死にたくなってくる


ここに来る前に多少実験をしてきた


 まず、オリハルコンの『防御力+1000%』

防御力が高いとどうなるかは分からなかったけど防御力以下の攻撃は無効化されるらしい

元の防御力がどれだけ高いかわからなかったけど、あのボスの攻撃力より俺の防御力の10倍よりは低かったらしい


 それとアポカリプスの『一定魔力注入時爆発効果付与』は最低限の魔力で結構な爆発を起こせるらしい

『魔力』については来る前少しイメージで『魔力』を動かしてみた

すると、30秒くらいで動かせたから、多分使えるだろ、と思って使った

ぶつけ本番だったから、少し冷や冷やした


 しかも振り向いた時に手から落ちたからめちゃくちゃ焦った

まあ、地面に刺さっても発動したから結果オーライだったけど

結構、予測と仮説を立ててやったからどこか一つでも予測か仮説が間違っていたらかなりやばかった


 そんなこんなで、この村を救うことができた

捕まっていた人を全員牢から出した


 どうやらあの牢は限られた人しか開けることができないと言う

まあ俺は、ヒイロカネで牢を壊したけど


 かなり驚かれて『それはどこの剣ですか!?』

と聞かれたが、答えると後々面倒くさそうなので答えなかった

この村の領主にお礼を言われ明日、お礼の物をくれるらしい


 俺はとりあえずこの村で焼かれてない部屋で寝ることになった


「今思い返してみると、バイクに轢かれて、異世界に転生されて、森で迷って、村を見つけたと思ったらその村が襲撃されてて、そんで俺がなんやかんやで村を救ったのか.......一日で色々ありすぎて実感が湧かないな」


 すごく濃い1日を過ごしたものだと感傷にふけっていると


『あー、あー、聞こえるか?』

「うわ誰!!」


 いきなり声が聞こえてきた


『あー、別に御主以外は聞こえないから平気だ』

「それでもめちゃビビったんたが....』


いきなりは心臓に悪い


『それより御主ちゃんと<監視>はしたのか?』

「色々ありすぎて忘れてた」


『何のために転生させたと思っているんだ』

「今回はしょうがないと思う、なにがあったかはなすと.....」


 何があったかを全て話した


『それは確かに大変だったな、まあ今回は許すが、次からは定期的に<監視>するのだぞ』

「分かりましたー」


『全く、それと思ったのだが、御主本当に()()()()()()()?』

「.....なんでいきなりそんな事を聞くの?」


『いや何、ふと思ってな、転生されたとき特に驚きもしなかったし、少し不振な感じがしたが最初は動じない性格かと思ったが、さっきのを見て確信に変わった』

「見た?」


『わしが転生させた奴が何をしたかわかるようになっているんだ』

「説明する必要あった?」


『少し確認したいことがあったからな、それで確信に変わった、()()()()()()()()()()?』

「別に何も、至って普通の、平凡な高校生活だよ」


『至って普通の高校生は、あんな簡単に人殺しはしないと思うが?』

「・・・・」

『.......まあ良い、誰だって話したくないこともあるだろ』


 そういってじいさんの声は聞こえなくなった

 俺は、あのことを思い出し、なかなか眠れなかった





誤字脱字があれば指摘していただけると幸いです

もし、面白い!続きがきになる!と思ったらコメント、ポイント、ブックマーク登録をよろしくお願いします

ちなみに武器の形状は


オリハルコン=小太刀

ヒイロカネ=レイピア

レーヴァテイン=片手剣

アポカリプス=サーベル

ゼウス=短剣


になっています

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