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神に勇者の監視者を命じられました  作者: ナマス
第二章   尊く儚い『自由』を求めて
23/44

大変すぎる勇者

今回ちょっと短いです

あと、PV1000を超えました!

見てくれた皆さん本当にありがとうございました!!

これからもよろしくお願いします!!!

「ちょっっと待て!早まるな!!」


俺は自殺しようとしている少女に大声で叫んだ

この少女はこの世界に召喚された勇者のはずだ

なのにこの少女は縄で自殺しようとしている


なぜだ?

すると少女は俺の方を向き


「あなた、は.........?」


「俺は風薙双馬だ、勇者の<監視者>をやっている、お前を召喚した神から聞かれなかったのか?」


すると少女は小首を傾げ


「何、それ」


オイ!!あの雑用神ちゃんと伝えとけよ!!!


「まあ、俺はお前と同じ異世界からきたんだよ、それでなんでお前は自殺しようとしてるの?」


すると少女は目に涙を浮かべ


「私、何も知らないのにここに勝手に呼び出して、ぐす、そして戦争に参加して魔物と戦ってこいって言ってきて、何がなんだかわからない間に戦争に行かされたの」


少女は思い出すように、喋り出した


「それで、その場から怖くて逃げ出したらいきなり殴られて、『なんで逃げる!?お前は勇者だろ!?だったらこんな魔物で逃げ出さずにちゃっちゃと倒してくれ』って言われて強制的に戦わされて、なんとか勝っても何も言われなくて、その後もう一回行った時負けちゃって、負けるとすごい勢いで怒っきて、もう嫌になってそこから逃げ出しても、何も食料がなくて、ずっとこの林で食料を探しても食べられるものも全然なくて、それでもう生きるのが嫌になって..........」


...........なかなかハードだったんだな


「それで自殺しようと?」


少女はこくんとうなずいた


「馬鹿な真似はよせ!自殺されるとこっちが困るんだよ!」


「何があなたにとって困ることになるの?」


「それは....................」


なんだ?

ちょっと待て、考え直すと別に死んでもらっても俺は別に困らないんじゃないか?

一瞬この考えが頭に過ぎったがすぐに考え直す


あの神のことだから絶対勇者が死んだりすると何かしら不利益がこっちに生じると思うんだよな

だからとりあえず自殺を止めよう


「多分、この世界から日本に戻ることができるかもだから君たち勇者が死ぬとも戻る方法を探すのが面倒になるかもしれないから君たちに死なれると困るんだ」


めちゃくちゃ『かも』とか『しれない』と言って戻れなかった時の保険をかけておく


すると少女の顔が一気に明るくなって


「日本に戻れるの?」


「ああ、もしかしたらな」


確証は全くないが、日本からこっちには行けたんだ、だからこの世界から日本に戻ることできると思う


「わかった、死ぬのはやめる」


よかった、とりあえず自殺はやめてくれたようだ


「ただし、あなたのお金で私を養ってね」


..............は?


誤字脱字あれば指摘していただければ幸いです

もし面白いと感じたらブックマーク、評価をよろしくお願いします

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