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神に勇者の監視者を命じられました  作者: ナマス
第二章   尊く儚い『自由』を求めて
20/44

新たな仲間?

ついに20話目になりました!


ーーさあ、どうしようか


俺は今マリアを連れて宿屋に着いた

そこのはちょうど朝飯を食い終わったミリアとフィーユがいた


もちろん2人は口をぱくぱくさせて絶句していた

まあ、知らない幼女をいきなり連れてきたらびっくりするよな


「そ、そそそそソーマさん、その子は誰ですか...............?」


なんとか絞り出せた声でフィーユが聞いてくる


なんて説明すればいいんだろう...........

これは他から見れば幼女を誘拐したような感じなんだよな


ド• ストレートに説明するととんでも無い誤解を生みそうだ

だからと言って黙秘も誤解も生むから説明に困る


「え、え〜っとこの子はちょっと家庭の事情で家出したらしくてその生活費を稼ぐために働きに来たんだ、だからまあ、なんと言うか、新しい仲間?だよ、みんな仲良くするように」


どうだ、我ながらいい説明だと思うぞ

フィーユ達の方を向くとまだ疑わしい目でこちらを見ていた


だってしょうがないじゃん、嘘は言ってないぞ

フィーユが近づいてきて俺に耳打ちした


なんか耳に息がかかるとめっちゃくすぐったい

(ソーマさんどういうつもりですか?誘拐とか見損ないましたよ?)


すごく冷めた声で言ってくる

(ちげーよ?!本当にさっき言ったとうりだって、信じてくれよ、頼むから.....)


俺が必死に訴えると俺の必死さが伝わったのか

(はぁ、わかりましたよ、ちゃんと責任とってくださいよ?)


(わかってるって)


なんとかフィーユの誤解を解くことができた

だがまだミリアが残っている

ソフィア達もなんか余りいい視線を向けてない

俺はみんなの誤解を解くために必死に弁明した



             〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜



「よし、着いたな」


俺はみんなの誤解を解いた後、宿屋のチェックアウトを終わらせて屋敷に向かっていた

その道のりは意外と近くて王都の住宅街的な場所の外れにある屋敷だった


「外見は綺麗だけど......問題は中身だよな.....」


この屋敷は他の屋敷と比べて格安だったのだが中がゴミ、埃だらけという欠点を持っている

だから俺は奴隷を買って人手を増やして屋敷の大掃除をしようとしていた


「お、お兄さん.....こ、ここで何するつもりなの.....?」


マリアが少しおどおどしながら聞いてくる


「この屋敷の掃除だ、この屋敷安かったから買ったんだけど中がすごく汚れていて掃除する必要があるから」


「そ、掃除.....?、わかった、が、頑張る.....」


マリアはもう袖を捲ってやる気を出している


「よろしく頼んだよ」


そういって頭をわしわしと撫でてやる

なんか恥ずかしそうだけど、気持ちよさそうにしている


「ソーマさん、私も頑張りますよ!」


フィーユがやる気をみなぎらせながら言う

「期待してるぞ〜」


適当に返事しておく

なんかフィーユってあんまりそういうの向かない感じがするのは気のせいだろうか?


「ふっふっふ、その余り期待してない顔で見ててください、私の家事スキルを!!」


無駄に大仰なポーズを取りながらフィーユが自信満々に言った


「それじゃあ、始めますか」


俺らは屋敷の門をくぐり、玄関の扉を開けた

その先にあったのはーー


「嘘、だろ..........」


ーーとんでもないゴミ屋敷だった

誤字脱字があれば指摘していただければ幸いです

もし面白いと感じたらブックマーク、評価をよろしくお願いします

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