マリアの事情
ヒロインの名前募集しております!
名前のセンスがなくて四苦八苦しているのでなんかいい名前を思いついたら感想で教えてください!
できればフルネームでお願いします!
俺はマリアになんでこんな所にいたか聞いてみた
「・・・・・・」
無言
なんか言えない事情があるのだろうか?
「まあ、言いたくなかったら言わなくていいよ」
「あ、ありがとう.....」
弱々しく答えた
「でも流石に早く帰らないとおうちの人心配しちゃうよ?」
俺はマリアの背の高さまで屈んで顔を覗き込みながら言った
マリアの顔は幼そうでしっかりしてそうな顔で、髪と目は輝く金色だった
ミラも金髪だがマリアはちゃんと手入れをしているのか、まさに『輝いている』としか言いようがない程綺麗だった
背丈は145cmぐらい
成長したらほんとにフィーユに引けを取らない美少女になるだろう
今は美幼女というところだ
「お、おうちに帰りたくない.....」
すごく保護欲をそそるような仕草で言った
ヤバイ、このままお持ち帰りして膝の上で愛でたい
俺が変態紳士になりかけていると
「お、王都、あ、案内し、して?」
すごく辿々しく言った
うーん、この後買った屋敷に行くんだけどな〜
「だ、だめ?」
上目遣いで言った
「よし分かったお兄さんに任せなさい」
それは反則だ
俺はマリアに王都を案内することなった
ーーその選択肢が後に大変なことになると知らずに
〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜
俺はガイドブック片手にある程度王都を案内するとマリアと一緒にレストランみたいなところで飯を食っていた
俺は朝飯を吐いていたのですごく腹が空いていた
マリアは辺りをキョロキョロしている
「.....皆私の顔は知らないんだ.....」
「なんか言ったか?」
「!、な、何でもない.....」
どうしたのだろう
人が多くて緊張しているだろうか?
こうして俺はマリアと王都観光を楽しんでいた
「なあマリア、なんで家に帰りたくないんだ?」
俺は気になっていたことを聞いた
「.....皆、私を利用するから」
「え?」
「皆々私を利用するから、綺麗事囁いてお金を巻き上げて、その綺麗事を信じてお金を払った人がどうなったかも知らずに、その人からもらえなくなったら懲りずに別の人からお金を巻き上げてを繰り返すから、私がいなくなればそんな事できなくなるから」
一拍置いて
「.....だから、帰りたくない」
.....これは予想以上に闇が深そうな家庭だった」
「な、なるほど、そりゃ帰りたくなくなるわな」
さて、そろそろ時間もやばいし
「俺はここらで帰るけど、まあ、家に帰れとは言わないからなんとか一人で過ごせるように頑張ってくれ、応援してるから」
そういって20オルドをテーブルの上に置くと
「これくらいのお金があれば一ヶ月は食べるものには困らないから、頑張って仕事探せよ」
俺は宿屋に戻ろうとすると
「ま、まって.....」
「ん?」
「わ、私を雇って.....」
What?
「ど、どういうことかな.....?」
「い、家に帰りたくないから.....このままじゃいずれ見つかるから.....だ、だから、なんでもするから雇って.....」
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俺は頭の中の9割がクエスチョンマークになりながら必死にマリアがなんでこんな結論に至ったか考えていた
「し、仕事を探しって言ったのはお、お兄さん.....だから、お、お兄さんになんでもするから.....荷物持ちでも良いから、や、雇って.....」
やべえ、いろいろやばい、
一つ目
周囲の視線
レストランみたいな場所で言ったからいろんな人に聞かれている
なんだかこそこそ話している人もいる
内容があまり良くないことだとは手に取るようにわかってしまう
二つ目
フィーユ達にどう説明すればいいのだろう
こんな幼女を連れて行ったら色々聞かれるに決まってる
最悪、ロリコン思われる可能性もある
それだけは絶対嫌だ
「お願い.....」
「わかったお兄さんに任せなさい」
だから、それは反則なんですよ.....
言い切ってしまったからには雇う他ないので
「.....どう、説明しよう.....」
俺はフィーユたちに事情をどう説明すればいいか悩ますのだった
誤字脱字があれば指摘していただければ幸いです
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