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Fils de Dieu  作者: 五月雨いせえび
3/4

平和は良いよね(白目)

ういいいいいいいいいす!どうもー

えーと、今回は平和だと思いますよ

基本的に神地君が前書きに出てきたら伸びない現象なんとかしたい

それでは行きますよー行く行くー

取り敢えず整理しよう。

家に帰るとアリスがいた。

そして住ませろ…と。

これもうわかんねぇな。


俺は時計を見た。

6時を廻っていた。

俺は料理をするために冷蔵庫の中を見た。

何も無いのだが…

これは困った。

「なあアリス、今から買い出しに行くんだが、お前も付いて来るか?」

「え?…あ、行く」

ん?戸惑ってる?

なんか変な事言ったか?


外はそこまで暗くはないが、日もだいぶ落ちていた。

学寮近辺にはちゃんとしたスーパーはなく、5分ほど歩いた所に比較的小さめなスーパーがある。

いつもそこに物を買いに行っている。


店内に入ると、パッと見た感じ主婦よりは会社員が多い。

仕事帰りで惣菜を買って帰っているのか。

取り敢えず入口にあるカゴを取った。

店内を周り終わり、レジで会計を済ませ店を出た。


「荷物重そうね…持ってあげようか?」

不意にアリスが言った。

「重いから持たせないんだよ」

「あら、以外に紳士的なのね」

「…そういやアリスって俺と同じ年齢だったんだな」

するとアリスは、むっとした様な顔をした。

「…もしかして思わなかったの?」

「あ、ああ…」

「紳士的と言ったけど撤回するわ…」

「え?それってどう言う事…」

「…」

「おいアリス!」

アリスは先々と行ってしまった。


コンビニで本を買い家に着くと、アリスはリビングには居なかった。

あれ?何処に行ったんだ?

すると、風呂で音がした。

なんだ風呂か…って風呂!?

ヤバい事になったぞ…

誰だ求めた奴は。

いや、まだだ…まだ慌てる時間ではない…

おちちちつけけけけけもちつけ…

…ちょっと見てみるか。

そんな馬鹿みたいな好奇心を胸に、俺は洗面所のドアを開けた。

ん?篭の中には服と…

やっぱり入ってたわ。

出ないとヤバいぞ…

俺が洗面所のドアノブに手をかけたその時に、風呂場のドアが開いた。

嗚呼…

その瞬間、叫び声が聞こえた。

やべ!

取り敢えずアリスに全力で謝った。

「すまないアリス!まさか居るとは思わなかったんだ!」

「変態!痴漢!死ね!」

アリスはそう言いながら、タオルを投げてきた。

飛ぶわけないけどな…

はっと我に戻り、急いで風呂場を出た。

まずい事になった…

例の如く時計を見ると、7時になっていた。

俺は急いで食材を、使う物以外を冷蔵庫に入れて、料理を始めた。

今日は肉が山手線東京駅から秋葉原駅に行く運賃並みに安かったから、山のように爆買いをしてしまった。

今日は肉料理だな。

今度からは気を付けよう…

俺が料理の下ごしらえをしていたら、アリスが黙って出てきた。

ヤバい…凄く険悪なムードだ…

野菜切ったり、云々をパパパっと終わらせた。

ちゃちゃっと料理を終わらせ、配膳をしていた。

チラッと見ると、アリスは「笑うのコラえろ」を見ていた。

「おいアリス、飯が出来たぞ」

するとアリスは、こちらを見て少し頷いた。

…もう一回謝って置こう。


今日は中辛カレーを作ったが、はっきり言って口に合うか心配だな。

味覚って違うのかな?

アリスがカレーを口に入れた。

「…おいしい」

「口に合って良かったよ」

アリスはカレーを口に詰め込むように入れていった。

「喉に詰まるぞ」

いきなりアリスは苦しそうに胸を叩き始めた。

あーもう言わんこっちゃない。

「ほら、水を飲め」

アリスに水を差し出した。

アリスはコップを素早く取り、水を喉に流し込んだ。

「気を付けてくれよな」

アリスはこくりと頷いた。

食器の片付けを済ませ、風呂に入った。

風呂から出てくると、アリスは少し眠たそうな目をしていた。

本当に子供かよ…

ほんへと言えるレベルで時計を見ると、9時を廻っていた。

さて、そろそろ寝るか。

寝室にはベッドが一つ…

「アリスはベッドで寝るよな?」

振り替えると、アリスは半寝かけの状態だった。

…仕方ないな。

少し迷ったが、起こすことにした。

「アリス起きろ」

少し揺すると、細々と目を開けた。

「な…に?…」

な…なんでこんな時に…

か、可愛いんだよ…

…取り敢えず落ち着け、落ち着くんだ俺。

「起こして悪いが、ベッドで寝てくれ」

アリスはこくりと頷き、ベッドに入った。

ここまでで、なんか凄く疲れたな…

寝室を出て和室のに入り、押入から布団を取り出した。

何故か手に力が入らないような感覚がする。

何故だ?

頑張って布団を敷いて、ダイブした。

睡魔がいきなり襲って来た。

今日はもう寝よう…


次の日起きると7時を廻っていた。

昨日は本当に疲れたみたいだな…

急いで支度をした。

寝室に行き、アリスを起こしに行った。

寝室に入ると、アリスはまだ寝ていた。

「おいアリス、起きろ」

それでも起きなかったので肩を優しく触れようとすると、体が飛ぶ位の勢いでアリスが飛び起きた。

exeより普通にビビったぞ。

「朝飯作るから、着替えて歯を磨け」

はーいと言って、ベッドから出て来た。

なんか、疲れるな…

台所に行き、簡単な料理を始めた。

同時進行で弁当も。

流石に自分のだけ作ってしまうのはどうかと思ったので、アリスの分も作ることにした。

朝飯が出来た辺りで、アリスが制服に着替えて部屋から出てきた。

「アリス、朝飯出来たぞ」

そう言って振り向くと、アリスは椅子に座って待っていた。

なんだ…座ってたのか…

盛り付けた皿を持ち、アリスの前に置いた。

「…頂きます」

と言ってアリスは食べていた。

起こしたのが駄目だったのか?

弁当を作り終え、俺も朝食を食べ始めた。

少し経ってアリスが口を開いた。

「ねえ神地、昨日の…その能力(アビリティ・ヴァンクリーフ)って何?」

「ああ、それの事か」

「あんたの能力はなんなの?」

急いで紙とペンを取りに行き、そこに能力を書いた。

するとアリスは首を傾げた。

「分からないよな…」

そもそもラテン語だからね、仕方ないね。

「Sui Benoni id retardatus de motu accelerato、減速と加速の鬼人って意味らしい」

アリスは感心するように頭を上下に動かした。

飯を食べ終わり、時計を見るとまだ余裕があった。

ゆっくり食べるようにアリスに言い、身支度を始めた。

しばらくするとリビングで音がしたので、急いで身支度を終わらした。

時計は7時半を回っていた。

「アリス、そろそろ学校行くぞ」

そう言うと、騒々しく玄関に走ってきた。

「ちょっと待ってよ!」

「はいはい…」

アリスは急いで靴を履いているが、焦っていて中々履けない。

こう言うとこ、どんくさいなぁ…

ちゃんと靴が履けたらしく、玄関を出た。

外はいつものような静けさに包まれていた。

この学寮に、前はエレベーターは無かった。

数年前に生徒達の抗議により、エレベーターが着いたらしい。

だからかなり楽だ。

1階に着き駐車場の方を見ると、高級車が停まっていた。

黒塗りではないな…

銀に近い色をしている。

ん?この車見たことがあるぞ?

確か…

「やあ神地君、久しぶり」

「もしかして葛城さん?」

「そうだよ、覚えててくれたのか」

「もう8年位になりますかね?」

「時の流れは早いな…」

すると葛城さんはアリスの方を見て、

「彼女かい?」

と言った。

「違いますよ…」

いきなりアリスが大声で、

「誰がこんな奴となんか!」

と言い拗ねた。

「ごめんな、そういや名前は?」

「アリスです」

「アリス…」

そう言い、葛城さんは考え込んだ。

「そういや、なんで会いに来たんですか?」

「そうだ思い出したよ…君に言いたいことがあって来たんだ」

言いたいこと…珍しいな。

「今すぐ君達4人は逃げた方がいい」

………え?

「何故ですか?」

「君も知っているんだろ?今のイギリスの事を」

その言葉で、全て理解した。

「…組の中で何かあったんですか?」

「ああ、今朝組に一通の電話が掛かってきたんだ」


「つまりイギリスが完全に殺しに来ている、と言うことですよね?」

「そう言うことだな」

それを隣で聞いていたアリスの顔を見ると、少し悲しげな顔をしていた。

生まれ故郷に裏切られるのは辛いよな。

「すいません、学校あるので…」

「そうだったな、全方位気を付けてな」

不吉な…

なんと言うか…大変なことになったぞ…

なら、必ず守らないとな。

腕時計を見ると、7時40分になっていた。

ヤバいぞ!

「アリス走るぞ!」

そう言い、駆け足にしていった。

「ま…待ってよ!」


学校に何事もなく着けたのが一番安心した。

何かあったら大変だからな。

俺としてもな。

教室に入ると、奥に()()()()()()()()がいた。

「やあ」

「おはよーアリスちゃん」

「やあ神地、葛城さん来てただろ」

「まあ、来てたな…って俺に言わないのかよ黒神…」

綺堂楓(きどうかえで)黒神桃香(くろかみももか)は…言わなくてもいいだろう。

馬鹿やってる中だ。

「なあ神地、お前昨日地球を減速させただろ」

「え、本当に?」

「ああ、感覚は無かったが確かにそうだった」

最近やってなかったからな…練習しておかないとな…

これから嫌でも使いそうだしな。

俺は絶対使いたくは無いんだけどな…

「…ところで2人の所にも来てたんだろ?」

「ああ、確かにな」

「うん、来てたよ?」

「さて、これからどうするか?」

「そうだな…昨日と同じことが何度も起こるとなれば、夏休みに攻めにいくか」

「私も賛成ー」

「私はどっちでもいいわ」

どうするの?と聞くような目で3人が見てきた。

「…分かったよ」

「よし、決定!」

「と言うことで、神地は夏休みまで頑張ってくれ」

これは死んだ。

諦めろ、もう終わりなんだから。

夏休みは無いな、これは…

復讐として今度何が奢って貰おう。

そして、チャイムが鳴った。

嗚呼…憂鬱な日が始まるんだな…

今日は何もありませんように!


to be continued!

平和って良いよね(白目)

あ、今イラストレーターさん絶賛募集中なんで、俺のTwitterの固定に「やってみようかな」って送ってくれたらありがたいです

因みに使うかもしれない単語

魔女狩り

見せしめ

異教徒狩り

鉄の処女

使う時が来るのかは別だがな

イラストレーターさん待ってるゾ~

それじゃあ諸君、サラバダー!


最近知ったけど、本当は「じゃあ諸君、サラバダー」なんだよね…

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