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解体屋のしがない日々  作者: IK氏
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出発まで

レオンとシェリーが、離れて話している最中俺は、部下達に昨日の素材の解体が終わっている物を各素材買取の店に立ち寄って、軍資金の調達をした。


孤児院には、部下の一人にラビット系の食用肉を届けさせる


帆馬車を知り合いの商人に譲って貰い、解体広場に戻ってきたところだ。


「シェリー、帳票の整理と、各買取業者の伝票整理は、お前が責任を持ってやってくれ、後、他の者達も、自分の仕事を最優先にして、時間が余れば、余っている素材で、各々の武器防具を製作してくれて構わない!

俺は、レオンと数日程、ドレイクの方に行ってくる。帰ってきたら査定してやる。給料に関しては、ソーマを通して支給される。みんな、頑張って仕事に励んでくれ、以上」


部下達一同に今後の通達をし、俺は部屋へと戻って行く





解体長執務室


俺は、執務室の机でタバコに火を付け、仕事の前の一服


珈琲を合間に一口二口、この時間が大好きだ!


何も考えず、ボォーっとするほんのひと時。


カーテンと、窓を開けて陽の光と風を入れる。


煙を薫せたタバコの火を消して、珈琲を飲み干す


コンコンっとドアをノックする音に

「はい、どーぞ」


「失礼します。緊急の書類のみ目をお通し下さい。後は、シェリーに任せても大丈夫です。」


書類を持ってきた男は、解体屋財務担当アンドレ

目玉のような羽根を背広の背中に刺繍してる、なにかこだわりがあるのだろう


「ありがとう 臨機応変な対応の早さは凄いなぁアンドレしばらく留守を任せるが、今のうちに、色々聞いておくぞ!」


「では、僭越ながら、奴隷をご購入されるのであれば、相場リストを作成させていただきたく思います。出立の時刻を夕刻程まで遅らせて頂ければ仕上がるかと」


おぉパーフェクトヒューマン


「わかった、では、その作成に取り掛かってくれ。」


「では、親方さま、夕刻程にこちらにお持ちいたします。」


そう言って、アンドレは部屋を出て行く。


その後、昼頃までに書類整理、雑務等を終わらせた。

解体広場に出てみると、レオンが太郎吉とパイコーンにブラシをかけていた。


「レオン、帆馬車にオカマ馬を繋いでおいてくれるか?」


黒子パイコーンも繋いでいいか?」


レオンよ、パイコーンにまで名前を……尻尾を振るな!「やめておけ、ドレイクで目立つ!」


あぁ尻尾が垂れ下がった。分かりやすい。


「夕刻に出立する。それまでに諸々の準備をしておけよ!」


「わかった!あぁそうじゃ、ギルドカードを忘れんようにな。国境越えの身分証明で必要じゃ」


分かったという意で片手をあげてその場を後にした。




夕刻


アンドレに相場リストを受け取った。ちらっと見てみたが、事細かく書かれすぎて見る気が失せた。


出立の時刻、シェリーは、雑務に追われているらしく顔を見せなかった。まぁレオンに色々言ってたから、後で聞くか


帆馬車には、オカマ馬と黒子パイコーンで引いている。

ズガァァァァァァァン!!!


問答無用でレオンに軽く拳骨を落とした

「パイコーンを外せ!」


「ぅっっっつ どうしてじゃ、太郎吉は脚が折れてるから仕方がないが、黒子は大丈夫じゃ!」


「レオン、俺の話を聞いてこれなら悪意があるぞ!どうなっても知らんからな!」


俺も甘いね!


その後滞りなくドレイクに向かった。道中片道帆馬車で2日、今が夕刻なので一日挟んでの夕刻に着く予定だ。


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