カウンター
予約投稿出来てなかったみたい
拠点に戻ってきた俺たちは、道中今まで討伐してきた魔物の大量の素材をパイコーンに手伝ってもらって回収した
ユニコーンはレオンが担いで拠点に戻り、折れた脚に添え木をして包帯グルグル巻きにしている。
「これでとりあえずの処置はしたが、歩けそうにないのぅ」
レオンがユニコーンに処置をし終わって不憫に嘆いた
当のユニコーンは絶賛発情中!!簡易結界柵内にいる馬に興奮しているらしい
「おい、ユニコーン 俺の後ろのパイコーンが殺す気満々でお前を見ているぞ!」
お構いなくってな具合で鼻息荒くしているユニコーン
懲りない奴だ
「発情するのは、勝手なんじゃが、その馬、元雄ぞ!去勢されたオカマ馬ぞ!発情し過ぎで去勢させられたんじゃ」
レオンがユニコーンに悲しいお知らせを報告
追撃とばかりに
「お前も去勢しとくか!大丈夫!!こうブチって玉を引き抜くのよぉ!」
俺は手を握りしめて引き抜く様子を再現してみた
ユニコーンは一気に萎えた(馬種の表情なんて素人にはわからん。たぶん青ざめている)
その後、荷台に討伐素材とユニコーンを乗せ、馬とパイコーンにそれを引いてもらう
素材が置きにくいから角を折るかって提案してみたものの、レオンに猛反対されたため断念
とりあえず、ギルドの裏の広場で飼うことになった
「ソーマになんて言おう?」
「いつものように、わしの我儘だと言えば良いではないか」
「はぁ~ぁ また俺が悪者かよ!ちゃんとこいつらの世話をしろよ」
「恩に着る」
こんな子供が野良猫拾ってきて、飼ってもいい??的なやり取り レオンよ!俺はお前のオヤジじゃねぇぞ
って思いながら、甲斐甲斐しくユニコーンを撫でるレオンを尻目にソーマに、どやされるのが確定した
街までの道中色んな冒険者にギョってな具合に遠目から見られたりしたが、難なく到着
街の入り口にソーマの姿を視認
「あぁあの顔は怒ってんな!レオン、スライディング土下座の準備!」
「よぉーし太郎吉わしの雄姿とくと見よ」
タタタタタタタッピョーーーンザザァァァァァァァアァァ!!!!!!ブベッゴロゴロゴロゴロ
いやいやソーマよ、カウンター膝蹴りはいかんよ!後レオン名前を勝手に付けるな!
レオンがソーマの前に豪快なスライディング土下座をしたところ、見事なカウンターを合わせられて荷馬車の横を通過していった。通過の際に爽やかな顔をしたレオンは荷馬車の10m後方で失禁と脱糞の後失神した。南無三
「太郎吉」とパイコーンが震えている
次回、親方怒られる