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解体屋のしがない日々  作者: IK氏
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そんなにか!

ロビン

「私は、どうしたらよろしいでしょうか?」


ロビンの鍛錬先は、決まっている。だが、その相手が了承するか不安だ!





ギルドマスター執務室


「ソーマ、このロビンなんだが、お前ンところの秘書の下につけたいんだがダメか?」


そう、ロビンをソーマの秘書に頼もうと考えていた。


「それは、チビ助に聞いてくれ、私の独断では決められませんよ!」


小声で

「ドレイクへの視察名目の時間稼ぎをこいつにさせようと考えていたんだが……」


「よろしい、私の秘書の下で頑張ってくれたまえ」


ソーマ、決断が早いぞ!いいのか?



「私は、嫌です。只でさえ自分の仕事+マスターの仕事もあるんです。時間がないです。」


執務室に書類を山ほど抱えて、エッチラオッチラ、入ってきて、拒否を示した、このチンマイ女の子 名をチュピちゃん 小人族だ!そして、ソーマの秘書でもある。



「チュピ、これもお前の仕事が将来軽減されるんだぞ、いい事じゃないか。」

っとソーマが言う



「どうせ、マスターが親方と遊ぶ為の時間稼ぎです。そんなの嫌です。」


バレてますけど



「そ、そ、そんな、なな、そんな事はないぞ、チュピよ、これはギルドマスター命令でもあるのだから」


「図星です。マスターは嘘を付けないです。吃ったので益々もってバレバレです。」



この小人族、侮れん!

いや、ソーマがバレバレなんだなぁ!



「親方も親方です。こんな下等生物を押し付けるなんて酷いです。」


酷いのは、チュピちゃんお前の言動だよ!



程なくして、チュピちゃんが折れてくれた。

ドレイクの視察名目を傘にお土産のお菓子を買ってくるというおまけ付きで。


そのお菓子は奴隷商館で出されたお菓子の話を出したところ、目の色を替えて承諾してくれた。



「ロビン、このチュピちゃんの下で学んで欲しい。小さいが、ギルドマスターの秘書をやれるくらいの力量だからな!」



「はい、精一杯頑張ります。」


頼もしい!






翌日

「親方、して例の件は着々と進んでいるのか?私は待ち遠しい」


ソーマ、昨日やっと秘書に無理繰り承諾を取り付けたばかりだぞ


「早くないか?俺は行って帰ってきたばかりだぞ!」


「早い事あるか!なんなら遅いくらいだ!」


唾を飛ばすな!ソーマよ!



「わかった、今日中に人選して、明日出立するとしよう」



「分かればいいんだよ!分かれば!」



ダメだこいつ!目がイッてる






解体屋 執務室


「アンドレ、またドレイクに行こうと思うんだけど、大丈夫かなぁ?」



「では、今回は私目も同行させて頂きたく思います。」


「経理大丈夫?」


「その点はご心配無く、抜かりはございませんので」


流石、パーフェクト ヒューマン


「それと、シェリーも同行をお願いします。前回の親方さまの代役を労うのも兼ねてでございます。」



「わかったよ、アンドレ。気を使わせたね」


「滅相もございません。親方さまはどっしり構えて頂きたくだけでよろしいのですから」


そんなに持ち上げられても困りますよ、アンドレさん



「親方さま、先ほど手紙が王都から、届きました。まだ中は見ておりません。ご確認を」



通達


この度、解体屋総会が王都にて行われます。


付きましては、貴殿の他に同行者3名と来られたし


解体の腕自慢大会を開催


人選は慎重を期して頂きたく思います。


開催日時は…………………





「わぁ面倒臭いのが、来たなぁ!」


「どうか、されましたでしょうか?」


「予定変更だ。王都へ向かう。人選はアンドレ、シェリー、ソーマに俺で行こうと思う。」


「わかりました。また、解体の大会が行われるのですね。今回は王都という事でしょうか?もうそんな時期に」


俺の言動でそこまで推測するかアンドレよ!




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