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解体屋のしがない日々  作者: IK氏
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ドレイク

レオンがゴリラを担いで、木の幹にソッと寝かせた。


ヒョロヒョロ商人は、何処かへ逃げたらしい


まぁ400万Gのあぶく銭なんか貰っても、厄介事しか迷い込んでこないから、どうでもいい!


それよりも、賭け金額が10倍になって帰ってきた。


こっちの方が、あぶく銭だろって?

まだマシってやつだよ!


「さぁ、検問所も再開されたみたいじゃ、ドレイクへ向かおう。」


「そだな、レオンちょっと儲かった!ニヒッ」


レオンが黒子とオカマ馬の引く帆馬車を引き連れて戻って来た!


その頃には、野次馬達も自分の帆馬車なりに戻って行った。一部ヒョロヒョロ商人を探しに行ったやつがいるらしい


検問所では、何事も無く手続きをして、隣国入りを果たした。その際、帰りに、奴隷の手続きもやっておいた。人数は、未定のまま書類を提出する。ついでに入国料を5000G(帆馬車一台分、馬二頭、二人分)支払った。




暫く、街道をひた走って、時々休憩を挟むこと数回、目的地、ドレイクに到着した。



「レオン、とりあえず、宿だ!飯が旨くて量が多いところを頼む」


「では、こっちだ。」


そう言って街の中央通りを進む、何軒かの宿が軒を連ねる一画に豚の絵が書いてある普通の宿屋の前で止まった。


「お主、ここが希望に沿う宿だ!外見はみすぼらしいが、料理の味と量は保証するぞ。」


「そうか、それは楽しみだ。レオン、帆馬車と馬達を裏手に回しておけ、俺は宿泊の手続きをしてくる。」


宿の引き戸を開け、中に入るとネズミっぽいオッサンが対応してくれた。

帆馬車を裏手に回していることを伝えて宿の手続きをやってしまう。


宿代は、先払い形式のため二人で12000G朝晩の食事つき 帆馬車預かり代4000Gも渡しておく


今は昼ちょっと過ぎ、意外に時間がかかった。


晩飯まで時間があるため、レオンと合流する前に部屋に荷物を置いて鍵を閉めてから、宿の前で待つ


「おぉ待たせてすまない。では、奴隷商人のところに行くか?飯にするか?」


軽く飯にしようってことになり、中央通り沿いの屋台で腸詰をモチモチパンで包んだものを20個ほど買いそれに合わせて黄色いつぶつぶのジュースも買う、占めて3000G そして、噴水の前のベンチで黙々とオッサン二人がガッつく


「てめぇ俺のジュース返せ、自分の分があるだろうが」


「いや、早々になくなった。」


「じゃ買って来いよ。」


「それだと、パンをお主に食われるではないか」


「もう最後の1個なんだが」


「では、わしが頂こう!っあ最後の1個をお主、手が早すぎるぞ」


「じゃ食いさしで良ければ、どうぞ」


「いただこう」


って、毎度のことが行われて、通り過ぎる親子連れに「見ちゃいけません」って言われた





ヒョロヒョロ商人視点


あの用心棒は、化け物だ!


俺の用心棒が手も足も出ないなんて、ありえるか。


あのパイコーンを手に入れれないのは、残念だが、金が無事なら幾らでもやり直せる、あはははは!


見ておれぇ!この借りは、必ず返す!





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