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-3- 大好きな人の……

お久しぶりです。

お気に入り件数が400近くなってしまい、脳みそがてんやわんやです。


今回はいとこ以外の男性が出てきます。

わたしの妥協案に対して茶京さんは特に文句は付けずに神妙な顔で了承の意を示した。


「あ……。今飲んでるコレは元々茶京さんの奢りですよね、もちろん。

 それならこれはノーカウントですね。と、いうことで。またあとで一杯飲みにきますね。」


わたしは少し悪い顔でにんまりと笑みを作った。


「深咲……、なかなか(したた)かになったね。

 あぁ、夕方にでもまた来るといい。何でも1杯は俺からの奢りだよ。」

少し呆れたように表情を崩した。その顔は先ほどの貼り付けたような笑みでなく、自然な表情だった。


茶京さんは昔の自分がしたことに罪の意識を持ってて、深咲に断罪されることを覚悟していたようだ。


【いじめられた側は辛くて、ずっと記憶に残るものだけど。

 いじめた側は大抵の場合、自分がいじめたと思っておらず記憶に残らないもの】


と思っていたので、茶京さんに罪の意識があったことを意外に思った。


話はそれで終わったので、茶京さんは仕事に戻りわたしもカフェラテを飲んだ後は帰宅した。



実家に泊まりに行くとき徒歩で駅まで行ったので、帰りももちろん徒歩である。

少し大きめのバッグを持ってゆっくりと歩いていると、我が家が見えてきた。


わたしの今住んでいる家。

それは、昔住んでいた家の近くの家である。

その家について少しお話しよう。



わたしが昔、ほとんど毎日と言っていいほど通っていた家が現在わたしが住んでいるのこの家である。

つまり、昔からずっと深咲によくしてくれたおばあちゃんの家。


おばあちゃんの名前は(ほまれ) あきといった。

深咲が初めて出会った頃はまだ54歳ほどでまだ「おばあちゃん」と呼ばれるには早かったのだが、その頃にはすでに孫がいたようで「おばあちゃんでいいのよ」と微笑んでくれた。

あきさんは息子や孫と離れて暮らしており、会えることがあまりないのだが、息子や孫のことをとても愛していた。


深咲があきさんの家に行くと、


「おはぎはね、息子が大好きだったのよ。

 餡子が外側になってるものよりも、きなこが外側にあるおはぎが好きでねぇ。

 口の周りをきなこだらけにしながら『おいしいねぇ、母さん!』っていつも言っていたのよ。」


「孫はね、深咲ちゃんよりも少し年上なのよ。

 仏頂面をしていることが多いみたいだけど、笑うととてもかわいい子なのよ。」


と懐かしそうに遠い目をしていた。

大人になってからあきさんの言っていたことを思い返してみると、旦那さんと離婚をしたか何かで息子たちと別れて暮らさなければならない状況だったのだろうと思う。

息子のことを語る時は子どもの頃の話ばかり、孫のことを語る時は伝え聞いたような感じで話していた。

もしかしたら、逢ったこともなかったのではないかと思うくらいだったが、あきさんは話すときにいつも幸せそうだった。


そんな彼女が3年前に亡くなった。

あきさんはいつも「かわいい息子と孫」のことを話してくれていたけれど、毎日通っていたわたしは会ったことが無かったと記憶している。

あきさんが亡くなった時、わたしはいるはずの「息子と孫」に連絡しようと住所録などをさがしたのだけど何も見つからなかった。

あきさんも何も言わずに亡くなってしまった。

いろんな人と相談して、深咲がお葬式を出した。それほどに大切な女性(ひと)だった。

深咲のすべてを受け入れてくれた、血のつながらない唯一の人だった。

血のつながった祖母よりも、血のつながらない「あきばぁちゃん」の方が、深咲を愛してくれていた。


息子と孫はいるはずなのに、葬式には来ることはなかった。

葬式に呼ぶこともできなかったし、もしかしたら亡くなったことも知らないのかもしれないと思った。


あきさんの遺品を整理していると遺言状が見つかり、生前からあきさんと交流のあった弁護士が来たので、その通りにしてほしいと開封もせずに丸投げをした。

本当は自分も一緒に立ち会いたかったけれど長い付き合いのあった関係とはいえ、所詮(しょせん)血のつながらない他人である。悔しい思いがあったが、その資格はないのだと自分に言い聞かせた。

そうしたら、なぜかわたしにこの家を譲ると書かれていたらしい。


贈与税だとか、遺留分だとか、いろいろな手続きがあったのだが、弁護士の人や両親とも相談しながらどうにか手続きをすることができた。


そして、住んでいたアパートを引越しここでの生活となった。




この家は平屋とはいえ、立派な庭がある。あきさんはこの庭が好きで、深咲も大好きだ。

あきさんが亡くなった今も、年に2回植木屋さんに来てもらって、きれいな庭を保っている。

植木屋さんに頼むとなかなかなお値段を請求されるのだが、長年の付き合いと休憩のときに出す茶菓子と植木屋さんの奥さんへの手作りお菓子のお土産を渡すことで少し安くしてもらっている。

その庭を見渡せる縁側はあきのお気に入りの場所で、もちろん深咲にとっても思い出深くお気に入りの場所だ。


縁側に腰をおろし、お茶を飲む。

こういう所で飲むならお茶ではなくお酒だろと思われるだろうが、あきさんとの大切な思い出の場所であるここでお酒を飲む気はさらさら無い。

あきさんもこの縁側ではお酒ではなくお茶を飲んで、茶菓子を食べていた。

とても優しい目をしてこの庭を見て、微笑んでいた。


深咲はその横に座って一緒にお茶を飲んだり、お菓子に呼ばれたりしていた。あの時間は本当に幸せだった。

あきさんは子どもの時から、亡くなるまでずっと深咲のことを支えてくれていたから。


あきさんを思い出して、少し目が潤んだところでチャイムが鳴った。

わたしは湯呑を縁側に置いて、ふたをしてから玄関に向かった。




玄関のドアをガラリと開けると、そこにはこの世界では見慣れたかっこいい男性が立っていた。

ただ、見慣れたはずのそのかっこいい男性を思わず凝視してしまう。


 面影がある。彼は、あきさんと血のつながりがある。


それは【予想】ではなく【予感】でもなく、【事実】。それが深咲にはわかった。


その人は上質なスーツを着ている上品な雰囲気をまとった金髪碧眼の男性はわたしに対して目を眇めるようにして見ていた。


「貴女は誰ですか?ここには私の祖母である誉あきが住んでいるはずだ。

 彼女はこの家を売りに出してもいない。

 私は誉あきの孫であるから、赤の他人であるここからでていきなさい。」


……訂正しよう、上から目線のプライドの高そうなセレブ男性だ。


わたしは得意の営業スマイルを浮かべた。


「わたしは()()この家に住んでいる、青柳です。

 確かに、3年前までこの家にはあきさんが住んでいました。

 そのあきさんから、この家を譲り受けました。

 それについては、あきさんからのお手紙を……遺言状を、受けています。

 あきさんが弁護士を通して書いたものなので正式なものだそうですよ。」


そう表札を指し示して伝える。遺言状と答えるときに、先ほど思い出したばかりのあきさんの笑顔を思い悲しい気持ちになってしまう。


だが、そんなことは彼には関係なかったようで、わたしが指差した表札を一瞥してからわたしの顔をジロジロと見た。


「何ぃ……?」


嘘くさいものを見るような目で見られた。その思いを言葉にして投げつけてこないあたりは深咲の親戚よりはまし、といったところか。

だが、どちらにしろその視線は嬉しいものではない。


「貴女は……」

「青柳です。青柳深咲です。貴方のお名前をお聞きしておりませんが、ゴンベイさんとお呼びしてもよろしいですか?」


何かを言い募ろうとするところを遮らせてもらった。


人の話し中に言葉を重ねるのはマナー違反だとは思うのだが、こちらが名乗ったのに男性の方が名乗らないのもマナー違反と思ったので言わせてもらう。

あきさんと深咲との関係を完全否定した言葉と、上から目線の物言い、そして人に名前を聞いて答えさせておいて自分は答えないというマナー違反な態度に対して、わたしのイライラが溜まっていた。


「ほりいだ。」


「……堀井さん……?」


明らかに外国人である外見であるのに、まさかの日本名だったため一瞬怒りを忘れて目を丸くする。


 意外だ、外国の方と思いきやまさかの日本人名とは……帰化したのだろうか?


「ホリー・ショウ・トウシェクという。名乗ったのだから、さっさとこの家を出ていきなさい。」


トウシェク……どこか記憶にある名前だが、更なる暴言に対して一度怒りを忘れたのにすぐにまた怒りがよみがえってきた。


睨みつけてくるホリーを玄関先にそのままに、無言で部屋に戻ってあきの遺言状の写しを持ってきて丁重に渡す。

営業スマイルに、ピキピキと怒りの線がいってしまっている気がする。


「これがあきさんの遺言状の内容です。よぉーく、ご覧ください。」


遺言状には、全財産を深咲に渡すとは書いていない。

ホリーの顔にはあきさんの面影が少しあり、確かに血のつながりを感じる。

ホリーが遺言状を読んでいる間に、あきが孫に渡そうとしていたものや手紙も持ってきた。


「読んでお分かりになったでしょうか?では、こちらをどうぞ。」


読み終わるのを見ると遺言状の写しを返してもらって、あきさんが遺したものたちをホリーの手の上に載せていく。

そして、呆然とした表情のホリーを置いて縁側に戻った。

一応、遺品を持って帰るためのショッパーを渡したのはお情けであったが、あきさんの遺品を落とされてはかなわないと思ったからでもある。


その後、我に返ったらしいホリーが何度も呼び鈴を押していたが無視を決め込む。

それ以上は無理やり家の中に踏み込んでくることもなかったので、ほっと息をした。


縁側に戻ってから、ふたをして置いておいたお茶を飲んでからふと考えた。


「あ、事実関係をはっきりさせてから渡さなきゃいけなかったかなぁ~?」


わたしはあきさんとホリーが血縁関係はあると確信してはいるが、実際に彼が孫なのかどうかはわからない…。


「でも、きっと彼はそうだろうな。」


そう呟いてから庭をぼうっと少しの間見てから、明日の授業に必要なものの準備をした。





その日の夕方、アウィライトでタダの一杯を飲みに行くために出かける。

深咲は自転車を持っていなかったので、徒歩でカフェアウィライトまで向かった。


 うーん、毎日ただ飲みしに行くために自転車を買おうかな。


歩きながらそんなことを考えていると、街のど真ん中で小さな人の輪が見えた。

何だろうと思って様子をうかがってみると、チャラそうな男と可愛らしい高校生くらいの女の子がいた。

女の子はこの美人・イケメンだらけの世界であっても、美少女と言える容貌をしていた。

ふと記憶をたどると、その女の子は霞の森学園の生徒であると分かった。


 これを無視して言ったら、先生とは言えないな。


「うちの生徒が何か?」


にっこりと笑みを浮かべながら、2人の間に入る。

女生徒は深咲の顔を見て、ホッとしたような顔を浮かべた。

『うちの生徒』と言ったことで、深咲が学園の教師であることに気付いたようだった。


「あぁ?あんた誰だよ。」


せっかく美少女をナンパしようと思っていたのに、それと正反対であろう深咲の容姿に眉を(ひそ)めながら怒りの声をあげるナンパ男。


そのナンパ男を見て、ふとゲームの記憶がよみがえった。

なんと、そのナンパ男はゲーム内でヒロインに何度も声をかけてくるナンパ男だった。


 確か名前があったはずだなぁ。


ヒロインがナンパ男に声をかけられてそれを男の子たちが助けるというシーンがそれぞれのシナリオに必ず入っていたのだが、担任の先生である五十嵐が後輩の弟だと言っていた。

その時のセリフが確か……


「……えぇっと、なんぱしますお……兄ちゃんに言いつけるぞ……?」


思い出した言葉を何も考えずに口にすると、先ほどまでナンパ男に絡まれていた女の子が「え?ナンパしますよ??ナンパ師マスオ?」と不思議そうな顔をする。


そして、ナンパ男の方は驚きに目を見開き、急に目をきょろきょろさせてモゴモゴと何かを言った後「うわぁっぁぁーーーー」と叫びながら走り去っていった。


 ゲームでは「おまえのかぁちゃんでべそーーー」とかよくわからないことを言いながら逃げていっていたな……。


女の子と二人でナンパ男が走り去った方向を見た後、深咲は教師として生徒に言葉を向けた。


「春先はヘビやカエルやクマとともに変態も動き出す時期だから、気を付ける事。

 防犯ブザーはちゃんと持っている?なければちゃんと買って持っておくこと。いい?」


そう伝えると、女の子は素直に「はい。」と答えた。


女の子の名前は一昼夜(いっちゅうや) 舞。名前は普通だが、なんとも変わった苗字である。

現在は霞の森学園の1年生で、来月からは2年にあがる。

霞の森学園の中でも美少女ランキングがあればトップに入る女生徒であり、深咲も舞のクラスの教科担当をしていたので顔を覚えていた。


舞は友だちと二人で買い物をした帰りだと言った。

まだ夕方なので人通りも多いが、これから夜に向けて酔っ払いやもっとおかしな人間も出てくるようになるので、早めに帰るよう伝えて別れた深咲は今度こそアウィライトに足を向けた。




店内に入ると、ウェイターの男の子よりも先に茶京さんが深咲に気付いてカウンター席にくるよう手招きをした。

なぜかウェイターの男の子たちが目を丸くして深咲の方を見る中カウンター席に向かったのだが……。


 目線が痛い。なにごとですか…?


不思議に思いながら茶京の側に行くと、スタンプカードが渡される。

耳を貸せというようにまた手招きをするので、不審に思いながらも耳を貸す。


「こっちのが普通のスタンプカード。一応渡しておく。もう一枚が深咲専用のスタンプカードだ。

 本来、スタンプカードは飲んだ時のお会計時に渡すとスタンプを押して、ポイントがたまると1杯タダになったり、100円引きになったりするものだ。

 だが、2枚目のこれは逆だな。最初のタダの一杯を飲んだらスタンプを押す。

 んで、俺がいるときはは俺にスタンプカードを見せながら飲み物を頼む事、いいな?」


茶京さんが深咲へ色違いのスタンプカードを2枚手渡した。

普通のスタンプカードも渡したのは、2杯目を飲んだりケーキを食べたときのために渡したということらしい。


その茶京さんの耳打ちに対して「分かった」と答えてから、メニューに目を通す。

昼前に来たときも見たのだが、今回はしっかりとケーキも頼もうと思う。


「んー。どれがいいかなぁ。抹茶シフォン、チーズケーキ、カヌレに。

 ロールケーキ、イチゴタルト、ミルクレープ、木イチゴのムース、クリームブリュレ……。」


メニューに載ってるケーキたちを見てから、今が夕方ということを思い出して茶京さんに確認しなければならないことがあると気づく。


「茶京さん、茶京さん。」


今度は深咲が茶京さんを手招きで呼びつける。

茶京さんは手を止めて深咲のところにやってきた。


「なん……いや、御用でしょうか?」


一瞬、普段のしゃべり方をしようとした茶京さんだったが、仕事中なのを思い出して丁寧な口調に訂正する。

その姿を見て、つい気安くこの店であるマスターの茶京を呼びつけたが、これを聞くのはウェイターでもよかったかもと考えるが呼んだ後なので仕方がない。


 とりあえず、呼び方だけでも客らしくしよう。


「マスターさん、このメニュー表にあるスイーツの中で今日はもうないものとかもあったりします?」


「少々お待ちください。そうですね。イチゴタルトとカヌレ、ミルクレープの方は……。」


茶京さんがすでに売り切れたメニューをあげていく。それを確認してから、頼むスイーツを選んだ。


「わかりました。ありがとうございます。では、クリームブリュレを一つお願いしてもいいですか?

 あと、紅茶……アールグレイでお願いします。」


スタンプカードをヒラヒラと見せながら紅茶を頼んだ。

茶京さんはニッと笑んでから答えた。


「かしこまりました。ご用意いたしますね。少々お待ちください。」


しゃべり口調はゲームでも聞いた丁寧な口調ではあったが、表情は身内の気安さか上品な笑みというよりは、近所のお兄ちゃんのような笑い方だった。

たぶん、仕事以外ではそういう笑い方をしているのだろう。


深咲と茶京さんは長いこと会ってはいなかったし、過去の嫌な思い出もある関係であったが、気安く話をすることができるようになってよかったと深咲は思っていた。


茶京さんも謝ることができて、胸のつかえがとれたようだ。深咲に対してはいまだに罪悪感もあるが、それを深咲自身が許してくれた。

謝罪の気持ちもありながらも従兄妹としての良い関係も作っていきたい思い、深咲も良い関係を作る方が無難だと感じている。


茶京さんにとっては過去の(あやま)ち、深咲にとっては過去のトラウマはあるが、お互いに良好な関係を築いていければいいと、深咲は思う。


そのほうが精神衛生上にもいいし、新しい世界にやってきたというのに不安材料が多いのはよろしくない。


だって三十路の女とはいえ、長ければあと60年は生きるのだ。人生は円満な方が良いに決まっている。



クリームブリュレとアールグレイを持ってきたウェイターにチラチラと好奇な目を向けられるが、にっこりとほほ笑んで「ありがとうございます」と注文したものを受け取る。


 それにしても、このウェイターたちの不思議な目線は何なのだろうか……?


それだけは、理解できなかった。



とりあえず、面倒事はいらないからね?


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


ウェイターB  「なぁなぁ、あのお客さんとマスターさんってどういう関係なんだろう?」


ウェイターC  「わからないよ。でも、親密そうな関係だよな?」


ウェイターB  「確かに。もしかして彼女さんだったりして?」


ウェイターA  「あのお客さん、昼にもいらっしゃっていましたよ。

        なんかマスターと昔何かあったみたいですね。

        5年間の思いがどうのとか、マスターが彼女に何かしちゃったみたいな話していました。。」


ウェイターC  「え、じゃあ元カノだったりするのかな?」


ウェイターB  「えぇ~。気になる!あの真面目実直なマスターさんの元カノとか!」


ウェイターA  「まぁ、元カノと決まったわけじゃないですけどね。気になる関係ですよねぇ?」


ウェイターBC 「「だよなぁ~~~」」

あとでフォローは入れていく予定ではありますが、基本的に深咲と男性たちとの初接触は悪印象に感じられるかと思います。

それぞれが理由があってそういう接触の仕方だったりします。


さて、ナンパ男くん。ドラマや漫画やゲームにありがちな人ですよね。

まぁ、わたしが思い浮かべるナンパ男のビジョンが某乙女ゲームのキャッチだったりしますけど。

カレも愛すべきキャラです。嫌いじゃないです、大好きでもないですが。

今回出てきたナンパ男くんも、嫌いじゃないですよ~。


誰かにとって誰かが悪人である可能性はありますが、それぞれに理由があってその言動があったのだと思います。リアルでも一緒ですが。

その人自身が【完全悪】ではないと信じたい。

もちろん、味唯の元彼についても……です。

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