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NHK土曜夜ドラ『ひとりでしにたい』のタイトルのみに着目!
たまたま、このタイトルを目にした。ドラマは一切みていないが、そのタイトルにだけ興味を持った。
あえて「死にたい」ではなく、ひらがな表示で「しにたい」としてある。
その意図するところまでは深くは考えなかったが、とかく老人の孤独死が危惧される世の中である。その逆説を行くタイトルである。
「ひとりでしにたい」、そもそも本来人間というものは、ひとり孤独な生き物なのだろうと思う。寂しいから寄り添って生きようとする、だけのものである。
これは昭和の後半、市川崑監督、中村敦夫主演のテレビドラマで大ヒットした『木枯し紋次郎』を思い起こさせるものがある!(同時に今は亡き上條恒彦の奏でる、この番組の主題歌のフォークソング『だれかが風の中で』も大ヒットした!)
「上州新田郡三日月村の貧しい農家に生まれたという。その後一家は離散し、天涯孤独な紋次郎が、どういう経緯で渡世の世界に入ったかは、定かでない」。
「あっしにゃあかかわりあいのないこってござんす。ごめんなすって」という名台詞を残した!




