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宇宙の果てから

著者名で谷 栄光と申します。宜しくお願いいたします。

前作の『人間とは何か?、人生とは何か?』の続編として、執筆作成中のエッセイ集です。是非また、ご覧ください。

我々は、よく夜空を見上げて「ああ、きれいな星が輝いているなあ」などと呟く。無数の星の中には、何億光年離れた遥か宇宙にあるものもある。ご存知の通り、光の速さは1秒間に地球を7回り半する速度である。そのスピードをもってしても何億年かかる距離を想うに、気の遠くなる話である。その位置にある星たちを我々は観察して「美しい!」と言っているのである。

それらの星は、いま現在もう既に実在せず消滅しているのかも知れない。我々は、その消滅から何億年経過後にようやく地球に到達した光を眺め、「ああ、きれいだ」と言っているだけなのかも知れない。過去の光を見て、感動しているだけなのかも知れない。もう存在しないものを見て…

また宇宙の果ては一体どうなっているのか? という疑問にもぶち当たる。地球が存在する太陽系、それと同一のものが複数に渡って構成されている巨大な銀河系、その銀河系が無数に集まって成り立っている宇宙…

はて? 宇宙という超巨大な物体があるとして、人間の頭で普通に考えるなら、物には果て、つまり ここまで! という限りというか区切りというのか最終部分が必ず絶対ある筈である。宇宙は堪えず膨張している!という説もあるが、もしそうだとしてもその瞬間瞬間に必ず区切りの果てというものが存在している筈である。

遠い遠い遥か向こうに、例えば宇宙の果てがあったとしよう。宇宙という物体が、仮に丸い球体だったとしよう。では、その向こうに何があるのか? との疑問に再度ぶち当たる。宇宙の向こう側に、また別の何か? があったとしよう。では、その先にはまた何があるのか? という事になってしまう。

こういう事を考え出すと、もう頭がおかしくなってくる。異次元とか時空を超えるとかタイムスリップとか『宇宙戦艦ヤマト』等に出てくるワープなどと言われてしまっても、全く理解し得ない。

同時に我々は、もっと認識すべきである。日頃、滑った転んだと大騒ぎし悩んでいる事が、これらの壮大な宇宙規模の視点から見つめれば、いかにくだらない馬鹿馬鹿しい取るにも足らない些細なつまらない出来事であるのか、ということを… たかが宇宙の中の1個の銀河系の、太陽系にある小さな惑星地球の、それもアジア州にあるちっぽけな島国日本の、何県何市で起きているどうでもいい問題など、取り上げるに値しない事なのだということを、いま一度よく知るべきである。

詰まるところ、どっちみち世の中なんて、所詮成るようにしか成らない… のもまた事実である。どう仕様もないとき、ではどうするか? すべて笑い飛ばしてしまえばいいのである。その位の器量と度胸が欲しい!








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