石川文洋 著『戦争と民衆』
掲載日:2026/09/16
先日、88歳で亡くなった石川文洋さんは那覇市首里鳥堀生まれ
の報道カメラマンだ。
南ベトナムの首都サイゴン(当時)に移住し、フリーランスの戦場カメラマンとしてベトナム戦争の取材開始し、「縦断の人」でもあった。
65歳で、北海道から生まれ故郷の沖縄まで日本海側を歩いて縦断し。カメラ3台と交換レンズ、さらにフィルム50本を詰めたリュックサックは13キロ。それを背負って1日25キロ以上歩き通した
次に太平洋側の南下に挑み始めたのは80歳のときだった。11カ月かけて3500キロに及ぶ縦断を成し遂げた。背負う荷物は多少軽くなったがとてつもない距離だ。
なぜそんなに歩くのか。恐らくそれは、人と出会うためではなかったか。石川さんの著作は人に聞いて、相手の人生まで聞き出している。戦争について語る。『戦争と民衆』にはそんな世界が描かれている。




