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天空の姫君と異世界の竜騎士  作者: しまいゆり
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第三十八話 鳩琴

 暗闇の中だ。


 暗い、痛い……寒い、こわい……。




 ここは、リュウトの精神空間。




 誰か助けて……誰か……。


 もうこれ以上大切な人を、失いたくないよ……。




 暗闇の中、何かが聞こえてくる。




「♪〜」




 ……?


 音楽が、聞こえる。


 聞いたことがある音楽だ。


 どこで聞いたんだっけ。


 確かはじめてきいたときも、はじめて聞いた感じがしなかった。


 どこか懐かしくて、どこかあたたかくて、どこか孤独で、どこか寂しくて……。


 この旋律を、どこで聞いたのだったっけ。


 とても大切な人との記憶だった気がする。


 思い出せない。




 でもこの楽器の音色なら、わかる。


 これ、リコーダー……じゃ、ない。よく似てるけど。


 これ、これは、オカリナだ……!




 泣き止まないミクにプレゼントをしようと思って、買いに走ったオカリナだ。


 自分の趣味だけでチョイスした、オカリナの音色だ!


 


 オカリナを買って、何か一曲だけでも吹けるようになりたくて、いい感じのクラシックを探したんだ。


 一生懸命音階をメモして、自転車で海に行って、メモした紙がくしゃくしゃになるまで練習した。


 練習したのに、結局うまく吹けるようになることはなかった。


 そのときの曲、たしかタイトルは……。

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