表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天空の姫君と異世界の竜騎士  作者: しまいゆり
36/44

第三十四話 階段


 禁忌を破り、運命の女神の塔へ入ったリュウトは、アリアを救おうと螺旋階段を登っていく。


 夢と同じ景色が続いて、




「……来た!」


 


 やがて、降りてくる足音と対峙した。




 降りてきたのは、女性だ。


 『あの人』だ。この世界に来る前に、アリアより先に、この女性に出会っていた。




 この人は、アリアを殺すように命じてくる。何故かはわからない。あの小さな子に何の力があるのか。




「…………おい。現実でも、また来てやったぜ! 会いたかったんだろ、オレに…………」




 女神の塔の階段を降りて来たのは、ミクだった。


 佐々木ミク。


 リュウトの十歳年下の妹で、両親から可愛がられている。


 ミクは天真爛漫に言った。




「お兄ちゃん、遅いよ〜。ずっと待ってたんだよ」


「……」


「どうしたの、お兄ちゃん。こわいかおして。みんなも、待ってたんだよ!」




 螺旋階段の上階から、ぞろぞろと人が降りてくる。


 お父さん、お母さん。クラスメイトのマサルやハルカ。




「……ふざけるなよ。もうわかってるんだよ! そんなの全部まやかしだ! だってそいつらもうとっくに死んでるからな!」




 ミクは高速で一回転すると、今度はアリアの姿になった。




「うふふ……。やっぱりリュウトくんは、ミクより、こっちの姿の方が、好きでしょ? アリア♪ アリア♪ アレーティア」


「まあね。よくわかってるんじゃないか」




 この世界に最初に出会った女性それは、運命の女神。この運命の女神の塔の主で、この世界を生み出した者。現実世界を生きるリュウトを気に入り、この世界に呼び寄せた者。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ