第556話 【戻って来た迷宮探索・3】
「イリスのステータスも見終わった事だし、次はどっちにする?」
イリスのステータスの確認が終わり、残っているクロエとレンの方を見ながら俺はそう聞いた。
「う~ん、レン君どっちが先にする?」
「順番は特に気にしてないし、俺が最後で良いよ」
「分かった。それじゃ、私が先に見せるね」
クロエとレンはお互いに話し合って、先にクロエのステータスを確認する事にした。
✤
名 前:クロエ・フィストル
年 齢:17
種 族:獣人
身 分:平民
性 別:女
属 性:風・水
レベル:188
筋 力:20458
魔 力:26654
運 :81
スキル:【剣術:5】 【体術:5】 【身体強化:5】
【夜目:5】 【魔力探知:5】【気配察知:5】
【罠解除:5】 【警戒心:5】 【風属性魔法:5】
【水属性魔法:5】【魔力強化:5】【魔力解放:5】
【瞑想:5】 【集中:5】 【魔力視:5】
【並列思考:5】 【冷静:5】 【闘志:5】
【嗅覚覚醒:5】 【威圧:5】
固 有:【獣化】 【覇気】
能 力
称 号:英雄の子 加護持ち 金級冒険者
獣人魔導士 遊戯神の迷宮攻略者
加 護:獣神の加護 遊戯神の加護
✤
「クロエもかなりレベルが上がってるな」
「レイちゃん達のサポートで沢山魔物と戦ってたおかげかな? 自分でもここまでレベルが上がってるなんて思わなかった」
「クロエお姉さまも凄くレベルが上がってますね。でも、かなりレベルは近づいてきましたし、私もっと頑張りますね!」
クロエのステータスを見たイリスは、大分クロエとの差が埋まっている事に気付いて、そうクロエに宣言した。
そんなイリスの宣言に対して、クロエは「私も負けないように頑張るから、お互いに頑張ろうね」とイリスの挑戦を真正面から受けていた。
「ここまでレイ以外は特にスキルに関して、大した変化はないな」
「戦い続きで新しいスキルの訓練とかしてなかったもんね。イリスちゃんは、元々訓練して手に入れていたスキルがレベル上がったりしてたけど、私やジン君は特に変化はなかったね」
「今のスキルだけでも戦えはするけど、自分の成長の為にも新しいスキルとか手に入れたいなとは偶に思うな」
俺はそう言い、クロエのステータス確認を終え。
最後に残ったレンにステータスを出してもらい、皆でステータスの確認を始めた。
✤
名 前:レン
年 齢:17
種 族:ヒューマン
身 分:平民
性 別:男
属 性:水・光
レベル:164
筋 力:18341
魔 力:17984
運 :78
スキル:【水属性魔法:5】 【光属性魔法:5】 【魔力強化:5】
【剣術:5】 【体術:5】 【集中:5】
【調合:5】 【錬金:5】 【調理:5】
【状態異常耐性:5】【付与:5】 【並列思考:5】
【古代錬金術:5】
固 有:
能 力
称 号:金級冒険者 稀代の錬金術師 加護持ち
古代錬金術師 歴史を変える者 遊戯神の迷宮攻略者
加 護:薬神の加護 遊戯神の加護
✤
「まあ、分かってはいたがイリスにレベル抜かれていたな」
「レンはあまり前に出ず、後ろでのサポートが多かったからな仕方ない」
「それにレン君のサポートがあるおかげで、私達もすきに立ち回れるからいつも感謝してるよ」
レンの言葉に対して、俺とクロエはそうフォローを入れた。
「レン君、イリスちゃんに負けちゃったね。これからの迷宮探索、前に出てレベル上げに集中する?」
そんな中、レイだけはレンにイリスに対抗させるような言葉を掛けた。
「いや、逆に抜いてくれたおかげで逆に安心したよ。レベルがまた上だったら、抜かれない為に頑張らなきゃ……みたいな気持ちになりたくないからな」
「……もしかして、前回の確認の時にそんな事を想ってたのか?」
「まあ、少しだけな? 流石に後から入って来たイリスに負けるのはどうかって、少し思ってた。だけど今回で完全に追い抜かれたから、逆にスッキリしたよ」
レンは清々しい表情でそう言った。
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