第555話 【戻って来た迷宮探索・2】
✤
名 前:レイ
年 齢:17
種 族:ヒューマン
身 分:平民
性 別:女
属 性:火・土
レベル:192
筋 力:39941
魔 力:12103
運 :74
スキル:【戦斧術:5】 【体術:5】 【身体強化:5】
【火属性魔法:5】【土属性魔法:5】【気配察知:5】
【直感:5】 【剛力:5】 【集中:5】
【警戒心:5】 【威圧:5】 【強靭化:5】
【闘志:5】 【冷静:5】 【瞑想:5】
【魔力強化:5】 【瞬歩:3】
固 有:【怪力】
能 力
称 号:金級冒険者 怪力娘 遊戯神の迷宮攻略者
加 護:遊戯神の加護
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「あれ、なんか知らない間にスキルが増えてる?」
「自分でも気づいてなかったのか? もうスキルレベル3にもなってるぞ?」
「う~ん……こんなスキルがあったなんて知らなかった。イリスちゃんは何か気付いてた?」
「レイお姉さまの事だから、何か新しいスキルを取得したんだろうと勝手に思ってました」
イリスはレイが新しいスキルを手に入れている事は気付いていたみたいだが、本人が知らないという事は気付かなかったみたいだ。
それからレイに【瞬歩】がどういう能力が検証してもらうと、名前通り一瞬で指定の場所まで移動するスキルみたいだ。
転移とは違い、自分の視線の先にしか移動できないが、それでもかなり使えるスキルだろう。
「あ~でも、この感覚。偶にだけど一瞬で動いたなって感じしてたから、多分その時にスキルを無意識に使ってたんだと思う」
「そうですね。レイお姉さま、結構な頻度で使ってましたね。クロエお姉さまは気付きませんでしたか?」
「偶に凄い速さで移動したなって感じでしか見てなかったかな……イリスちゃんは逆によく気付いたね」
クロエの眼ですら分からなかったという事は、イリスが相当レイとの連携に集中していたという事だろう。
「スキルに目が行ってて忘れてたけど、ジン君とのレベル差また開いちゃってる!」
「開いたって言っても、前回の差が22で今回が27だからそんなに変わんないと思うけど?」
「5レベルも開いちゃってるじゃん! このレベル帯でその数値の差って、ジン君が思ってるよりも凄くあるんだよ!?」
レイがそう言うと、クロエは「それはレイちゃんの言う通りかも」と言った。
「レイお姉さま、これから少しの間は迷宮探索ですから、ジンお兄さまには休ませて一緒にレベル上げ頑張りましょうね」
「うん! ジン君に魔物倒させない為に一番前で沢山魔物狩る!」
イリスの言葉に対し、レイは気合を入れた様子でそう叫んだ。
そうしてレイのステータス確認を終えた俺達は、次に誰のステータスを確認するかと話をしてると。
イリスが手を上げて「次は私のを見てください!」と言ったので、次はイリスのステータスを確認する事にした。
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名 前:イリス
年 齢:13
種 族:ヒューマン
身 分:平民
性 別:女
属 性:火・水・土
レベル:172
筋 力:28054
魔 力:19476
運 :96
スキル:【剣術:5】 【身体強化:5】 【火属性魔法:5】
【水属性魔法:5】【土属性魔法:5】【信仰心:5】
【魔力探知:5】 【体術:5】 【瞑想:5】
【集中:5】 【刀術:5】 【直感:5】
【警戒心:5】 【魔力強化:5】 【調合:5】
【錬金:5】 【古代錬金術:5】【並列思考:5】
固 有:【運命のサイコロ】
能 力
称 号:加護持ち 豪運の持ち主 鉄級冒険者
英雄の弟子 稀代の錬金術師の助手 古代錬金術師
加 護:運命神の加護 武神の加護
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「これはたま一気に上がったな……」
「イリスちゃんが頑張ってるのは気付いてたけど、ここまでレベルが上がってたなんて……凄いね。イリスちゃん」
「すっご~! イリスちゃん、頑張ったね~」
「俺は完全に抜かれたな……」
イリスのステータスを見た俺達は、それぞれそう感想を口にした。
そして言われた当人であるイリスは、俺達以上に驚いた顔をしてステータスを見ていた。
「わ、私こんなにレベルが上がってたんですか!?」
「本人が一番驚いてるな」
イリスの反応を見て、俺は笑いながらそう言った。
イリスが驚くのも無理はないだろな、前回から50もレベルが上がっている。
「まあ、前回確認してから色々と戦闘していたからな、イリスはレイと一緒に前衛でずっと戦っていたから、多くの経験値を獲得してレベルが上がったんだろうな」
「一緒に戦っていたから分かるけど、イリスちゃん凄く頑張ってたからね。努力したおかげだね」
そう俺とレイが言うと、クロエとレンもイリスの頑張りを称えていた。
そうして俺達から褒められたイリスは、「これからももっと頑張ります!」と嬉しそうな顔をしてそう言った。
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