第397話 【迷宮の報酬・2】
そうしてクロエ達のステータスを見終わった俺は、最後に自分のステータスを皆に見せる事にした。
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名 前:ジン
年 齢:15
種 族:ヒューマン
身 分:平民
性 別:男
属 性:火・水・風・土・光
レベル:109
筋 力:22414
魔 力:33778
運 :76
スキル:【鑑定:5】 【状態異常耐性:5】【剣術:5】
【魔力強化:5】 【火属性魔法:5】 【水属性魔法:5】
【風属性魔法:5】【土属性魔法:5】 【光属性魔法:5】
【魔力探知:5】 【身体強化:5】 【瞑想:5】
【体術:5】 【気配察知:5】 【刀術:5】
【魔力視:5】 【剣気:5】 【空間魔法:5】
【空間把握:5】 【魔力強化:5】 【使役:5】
【調理:4】 【挫けぬ心:5】 【魔力譲渡:5】
固 有:【成長促進】【異空間ボックス】
能 力
称 号:神童 加護持ち 金級冒険者
魔女マリアンナの弟子 リウスの主 救世主
英雄 遊戯神の迷宮攻略者
加 護:魔法神の加護 武神の加護 剣神の加護
聖神の加護 遊戯神の加護
✤
「相変わらず凄いステータスだよね……」
「100超えてるのに、この成長速度って本当にジン君は凄いね」
「私達との差がどんどん開いてる気がする」
クロエ達は俺のステータスを見ると、驚きよりも呆れた表情でそう見ながら言った。
まあ、クロエ達に関しては既に俺がおかしなステータスをしてる事は知ってるので、もう驚きはしないのだろう。
「それにしても、こうしてみるとジン君って筋力と魔力の差がかなりあるよね? でも普段は、刀で戦ってるのに何で?」
「う~ん、まあ刀は使ってはいるけど戦いながら魔法もよく使ってるからね。多分、それで魔力の方が多く使ってるから上がってるんだと思う。それと、修行時代はどっちも鍛えてたけど師匠の魔法を学ぶ時は、かなり魔力使ってたからそれで魔力の方が数値が高いんだと思う」
レイの質問に対して俺はそう答え、出していたステータスを閉じると皆も自分のステータスを閉じた。
「そう言えば、加護の所に遊戯神様の加護が追加されてたよね」
「まあ、攻略者には付与してるって言ってたからな、どんな力があるのか分からないけど神様の加護は嬉しいからな」
「遊戯神のおかげで私だけ加護無しで、仲間外れだったけどこれで一緒だから嬉しいよ」
確かにレイはこれまで俺達の中で唯一、神様からの加護を持ってなかった。
だけど遊戯神の加護を貰い、ようやく加護持ちの仲間となりちょっと感じていた仲間外れ感が無くなって嬉しいとレイは言った。
「まあ、不思議なのはレイは加護無しであの強さだったから、神様からの加護を貰った今、どこまで成長するのか楽しみではあるよな」
そう言った後、俺達はステータスの確認を終えたので今日はこれだけなので解散して、明日から迷宮に挑むからしっかり休むように伝えた。
「明日から、また迷宮に挑むのか、どの位潜る予定なんだ?」
「ん~、まあ今の所、特に予定も無いから一月位潜ってようかなとは思う。これから先、あの迷宮はずっとあるから急ぐ必要はないからな」
皆のステータスを見終わって解散した後、俺はハンゾウの所へと来て迷宮に潜る事を伝えに来た。
「という事は、明日から迷宮がまた開くのか」
「ああ、神様から連絡が来てな、一応お前には伝えに来たんだよ。後で姫様の所に言って、ユリウスにも伝える予定だけどな、ちゃんと準備はしておいたか?」
「勿論だよ。お前から迷宮の事を聞いた後、直ぐにあいつらに訓練をさせて装備も集めておいた。今度こそ、深層地帯以降まで潜らせて情報を集めてこいって約束させた」
そうハンゾウは言うと、迷宮に潜ってる間の情報収集は任せろと言い、俺も頼んだと言って次に姫様の所へと向かった。
姫様には昨日の時点で、お昼過ぎに伺うと伝えていたので転移で行くと、部屋で姫様は待っていて、その横にはユリウスもいた。
「ジンが来たって事は、迷宮の事かしら?」
「はい。明日から、再び遊戯神の迷宮が開くと神様から連絡が来たので伝えてに来たのと、俺達も再び迷宮攻略に向かうと事を伝えに来ました」
「やっぱり、そうなのね。ユリウスがアンジュと依頼に出掛けようとしていたら、止めて正解だったわね」
「はい。アンジュにも、もしかして迷宮の事かもしれないと伝えた所、昨日は依頼に行くのを止めて待つことを選択していたので楽しみにしていたと思います」
そうユリウスは言うと、俺の方を見て「あの報酬の話は本当なの?」と聞いて来た。
「はい。本当ですよ。なので、また勝負が出来ますね」
「ふふっ、そうだね。今度こそ負けないよ。アンセルもジン達に負けた事が悔しかったのか、ジン達の報酬の事を話して参加を聞く前に、攻略に参加するって言ってたからね」
その後、姫様達に迷宮の事を伝え終わった俺は宿に戻って来て、装備やアイテム等の諸々の最終確認をする事にした。
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